昭和生まれ32歳アラサー・既婚子なしの私。

昭和生まれ、32際アラサー、既婚子なし。大学院卒、理系女子。サラリーマン、奥さん。自分を表す記号はこれしかない気がするし、このまま生きて行ったら経歴以外の自分を表す言葉はついて行かないとなんとなく気づいている。
ネットを見ると自分の人生に自身を持って歩いている人が目について、今のいる場所がグラグラになる。私は32年間生きてきてなんでこんなに自分が定まっていないのだろう。学生の頃読んだ本や雑誌のアラサーたちは自分の居る場所に不安はなくて「30代は楽しい!」なんても言われたりもする。
一緒にいれなければ死んじゃうような大恋愛もしたことがないし、今一緒に居る夫は「結婚」ができる人を選んだ。

仕事も夫の転勤に配慮をもらう形で変わった部署。最初に思い描いていた仕事ができる自分ではなく、もしかしたら仕事をバリバリすることが一番じゃないのかもしれないな、とも思いはじめた。子供は欲しくて避妊はやめたけど、そんな思うように簡単にできる年齢でもタイミングでもなかったみたい。もしかしたら子供が自分の世界を変えてくれるかもしれない。
ローンをして数千万円の新築のマンションを購入して、家に居るのが楽しくなったけど、夫の転勤があれば離れ離れ。両方の両親も遠方で、今は元気だけど将来どうなるかもわからず少し不安。

32年間の年月を考えると、自分の決心ってどれだけ脆く自分をわかっていなかったんだろうって寂しくなる。じゃあ、どうしたいの?と聞かれても正直自分の中に答えはないんだ。何をみて、何を無視して、何を選んで、何を好んで。今楽しいと思って居るものはただの時間潰しで、やっていることすら意味がないのかもしれない。

「人生を意味のあるものに」

自分の記号が自身の経歴だけではなく、自分の生きている意味を説明し肯定できるものにしよう。

自分が選んだ服、自分が選ぶ食事、自分が選んだ時間の過ごし方、自分で選んだ夫も自分で選んで続けている仕事も。今の自分の生きている意味になるはずだ。

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