トマト味の先入観(2023/12/11)

• バイト先に一つだけあったトマト味の飴を好奇心で食べた。口に入れた瞬間、砂糖を入れすぎたミネストローネみたいな味がして、「あ、これダメなやつかも…」と思ったが、しばらく舐めているうちにどこかで食べたことのある何かの味に似ている気がしてきた。しばらく考えてみてようやく、りんごを皮ごと齧ったときの味と(なぜか)そっくりだとわかった瞬間、激甘ミネストローネの気持ち悪さがりんごの清涼感に変わって、むしろ美味しく感じるようになった。先入観ってスゴイ。

• 小一の頃、周りのみんなができていた逆上がりが出来ずじまいだったのも、「どうせ私は運動が苦手で逆上がなんかも絶対できないに決まってる」という卑下卑下ひねくれマン全開な先入観のせいだったのかもしれない。……え？筋力が足りなかっただけ？

• 余談だが、この文章を移動中に書いていたので書き途中で一度端末を閉じたりしたのだが、カバンの中で「AIに文章おまかせボタン」を押してしまっていたようで、ただ飴の話をしているだけの薄っぺらい日記が、“｢彼女｣が先入観を捨てるステキな小説”に書き換えられていた。

 飴の皮ってなんだよ

しかも元々書いてた文章が消滅してこの謎小説からもう一度再現する羽目になったから、ちょっと小説のキザめな文体に引っ張られちゃったよ。どうしてくれるんだ。

(3ヶ月前に2週間坊主で日記をやめたクソ無精女ですが1日100字でもいいから書くというクソ低ハードルのもとまた続けていきたいと思っております。何卒よろしくお願いします…)