人を想う。

あなたに。
聞いてみたいんです。
わからないこと。

誰に聞いてみたい?
誰だろう。
聞いてくれる人。

ストーリーしかない人生ってどうなんでしょう。
わたしはすごく怖いのですが。

わたしの人生にはストーリーはほぼありません。
あることはありますが、でも重要なのは場景です。
場景はわたしのなかにいつでも思い起こされます。
わたしのなかには場景の断片がたくさんあります。

自分が経験したことのない場景も想像することができます。
他人の感情を想像することができるし、悲しんだり穏やかな気持ちになったりすることもあります。
その想像からはストーリーではなく、場景、つまりどんな天候かとか、風が吹いていてとか、色とか、
そういうものが生まれ出てくるのです。

人に対してもそうです。
どんな経歴だとかそういうことは重視していなくて、
その人がどんな目をしているかが重要です。

優しい声というのがあります。
どんな経歴であっても優しい声は優しい声です。

みんなは何を見ていますか。
人をみていますか?



人を想うって何でしょうか。
会ったことがなくても、わたしの思うその人はそんなに違いがないように思います。
声や言葉や表情はあなたそのもので、
それを好きになります。
優しい手のひらのあなたを好きになります。

人を愛することは静かなことです。
自分のなかの静かな気持ちであなたを想います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?