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万能鎌の可能性

創業56年目を迎える金物卸問屋ですが、祖父が創業した当初は兵庫から新潟や武生、岐阜など日本各地へ出向く出張員が複数いて、鎌の仕立てをするにも2.3人が毎日千丁以上の鎌を準備し出荷していたそう。鎌以外にも様々な金物商品を取り扱いしていたようです。

時代は流れ、祖父の時代から平成の父の時代、そして夫である3代目の令和の時代と…金物問屋の形や需要性も少しずつ変化していきました。

倉庫には、そんな時代の流れを感じされられるような金物が眠っていました。
このステンレス万能鎌もその一つです。

時の流れを経ても、美しく、当時から変わらぬ切れ味です!
ナイフのようなノコギリのような形状ですが、「万能鎌」であることが面白く、Twitterで呟くと…

「鎌!?かっこいい!!」と早速リプがつきました。

やはり現場の人たちの声はすごい!

「トラクターのロータリーに絡まった草を刈り取るのに良さそう…!」

「レタスの収穫には鉄の素材は使えないので、ステンレス製のこの形状は収穫に使えるかも!」

などなど…
私たちの想像をはるかに超える「万能鎌の可能性」をたくさん教えてもらいました。

もう製造もされていない商品なので、在庫がある限りではありますが、暗い暗い倉庫でこの先も眠っているより、必要としてくれる方の元でしっかり働ける方が道具も幸せだろう!

私が直接使い手さんとやり取りをして、必要なものを届けたいと思ったきっかけはここにあると思います。


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金物の町・三木小野の特産金物卸問屋✂️
農家さんや使い手さんの「しっくりくる」
金物を見つけるお手伝いがしたい!
そんな鎌屋のお嫁の備忘録…📖

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