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ラーム寺院落成式

1月22日、アヨーディヤーでラーム寺院の落成式が行われた。これに合わせて、州によって対応は違うようだが、デリーは公式に半休の日となり、KHSも終日休校となった。

落成式の様子は、Youtubeのテレビ局のライブ配信で見ることができた。ヤジュマーン(施主)として、モーディー首相が列席してプージャーが行われた。普通は、施主と言うとプージャーの経費全額負担するスポンサーだが、そのあたりはどうなんだろうか。寺院自体は700カロールルピー(約130億円)の献金により建設されたらしい。

India Todayのライブ配信

この日、お目見えしたラーム神像は、「ラーム・ラッラー」と呼ばれる5歳児の姿のラーム。黄金と宝石できらびやかに装飾されている。ラームは青年の姿で表現されることが多いが、アヨーディヤーは生誕の地なので、子どもの姿が選ばれたのかもしれない。

モーディー首相は、ラーム神像の足元に花を捧げ、右繞を行い、五体投地を行った。

その間、同席していたのはヨーギー・アーディッティヤナートUP州首相、アーナンディーベン・パテールUP州知事、そしてRSSリーダーのモーハン・バーグワト。RSSは…どういう立ち位置なのか…。実際、大スポンサーなのだろうけども。一国の首相と、極右ヒンドゥー組織の長が、寺院の落成式に一緒に出席とは、いっそ清々しい。
プージャーの後はスピーチ。「हमारे राम आ गए」(我らのラーマがやって来た)がキャッチーなフレーズだった。

ところで、まったく関係ない話だが、いわゆる「オオカミ少年」の物語で、「オオカミが来たぞー!」は、「भेड़िया आया 」で、「भेड़िया आ गया 」にはならない。来ることを期待していない場合には「आया」、対して今回の落成式のように待ち望まれていたものは「आ गया」を使うようだ。

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