映画『GADAR2』
ラジニ様のJailerを観るつもりが、売り切れのため、『GADAR2』に予定変更。無印GADARを観ていないのだけれど、印パ分離独立をくぐり抜けた男の物語だったようだ。
今回の2では、1971年のパタンコートが舞台。激烈印アゲ・パサゲ作品。中国で制作される抗日ドラマのような気味悪さが拭えない。
監督 アニル・シャルマー
出演 サニー・デオール、アミーシャ・パテル、ウトゥカルシュ・シャルマー(監督の息子)
あらすじはというと…
印パ分離独立の混乱のなか、イスラム教徒でパキスタン人の女性と出会って結婚し、息子を授かったシク教徒タラ・シンが主人公。国境の町パタンコートでインド軍の軍需品を輸送するトラック野郎として生活している。
ある日、印パ両軍が激しく衝突するなか、タラは最前線に弾薬を運び、自らもパ軍兵士と戦ううちに爆発に巻き込まれて行方不明となる。
タラの息子ジーテーは父を探すために、パキスタン人として身分を偽り、パキスタンに潜入。実は生還していた父と入れ違いになり、今度はタラがパキスタンへ乗り込むことに。
観客席、要所要所で大盛り上がりでした。パサゲの決めゼリフで。しかし、今の時代、架空の敵国「xxスタン」にするでもなく、露骨にこんなヘイト作品を作成して良いものだろうか。パキスタン政府が正式に抗議してもおかしくない気がする。
ただ、大半の人たちは、サルダールジー姿のサニー・デオールがバンバン敵をやっつける姿に拍手喝采したいだけで、政治的・歴史的・人道的なことはあまり考えていないのかもしれない。アベンジャーズと大差ない、ヒーローもの。
作中、女性の衣装のテキスタイルが非常に美しい。パンジャーブものなのか、パキスタンものなのか。youtube探したけれど、動画付きの楽曲は公開されておらず、残念。
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