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お箸の国

今のところ、和食が恋しいという状態には陥っていない。もう何十年も食べてきたから今さら、というのと、環境が整えば自分でいつでも作れる、というのがあるのかもしれない。あと、精肉処理に精通していないであろう人が作る和食はなるべくご遠慮したいので、デリーで和食レストランに積極的に行きたくはない。
一方で、非常に恋しいのが中国料理と韓国料理。日本での食生活にナチュラルに入り込んでいるから気が付かなかったけど、あんなに日常的に食べていたのに自分で作れないから、絶望的。中国料理…というかもう、メトロの乗客が持っているバッグの値札の簡体字を見て、中国文化全般が恋しくなってしまった。なんだコレ。

先日、クラスメートの韓国人のお宅で手料理をご馳走になった。バスマティ米、ポーク(スパム)入りキムチチゲ、イカとちりめんじゃこの佃煮、卵焼き、ナス炒め、海苔。若干、本気で涙ぐむくらい美味しかった。お箸の国の血かな。
そして今日はヤクパプ(おこわ的なもの)を別の韓国人クラスメートに振る舞っていただいた。チュソク(秋夕、日本だと中秋の名月の日)に食べるものらしい。初めて食べたけれど美味しい。そしてさらに別の韓国人クラスメートにチャプチェ食べたい! とねだってみた。

日本人が留学すると、韓国人の友達を作って帰ってくる、という話はよく聞いていたけど、こういうことか。

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