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ヒンディー語ができなくて困る

ヒンディー語(主に口頭のやりとり)が、できなくて困ることがちょくちょくある。できないからデリーまで来て勉強してるわけなのですが。

インド…というか、少なくとも2023年8月現在のデリーでは、人々は、空気を読むとかスマホのチャットで済ますとかではなく、口頭での会話によるコミュニケーションを好む。さらに、仕事中だろうが電車の中だろうが映画の上映中だろうが、私用電話が咎められることはないので、ぐいぐい電話をかけるし、気安くかけろという。

そして、結構、英語を喋る人が少ない。本当に少ない。信じられないくらい少ない。まさか、部屋番号の301(仮)、「スリーゼロワン」くらいが通じない事があるなんて思いもしなかった。

例えばOlaやUberでタクシーを呼ぶと、必ずと言っていいほどドライバーから電話が来る。いや…ちゃんと乗車ポイント指定してあるんだから、そこまで来てくれればいいだけなのに、何の電話なんだよぅ…。だいたい、向こうの話は聞き取れないので、「xxxのところで待ってるから来てねー」と一方的に言って切る。

宅配のblinkitでも電話が来る。やっぱり分かんないので「待ってるからよろしく!」と言って切る。こちらのつたないヒンディー語で、何かを察してくれることを祈るしかない。

そして、メトロで道を聞かれる。「この電車、xxxまで行く?」と聞かれてるのだけど、たいてい駅名が分からないし、分かったところで電車のルートを把握してないので答えられない。

バザールでサルワール・カミーズの布地を物色していると、隣にいたオバチャンに「コレとコレ、どっちがいいかな?」と聞かれる。
…なぜ、いかにもヨソモノの平たい顔族に聞くのか。なぜだ。

しかし、先日、オートで登校した時が辛かった…。到着して学校の看板をまじまじ見るドライバー。どう考えても「生徒」の年齢ではない私に向かって、「ここヒンディー語学校なのに、アンタ(おそらく先生だろうに)、ヒンディー語できないの??」と言われてしまった。くそっ。

相変わらず部屋に電気が開通していないので、お隣りのマダムにやんやと話しかけられる。「食事は? チャイはどうしてるの?? 外の方が涼しいから散歩でもすれば??」おお…まずチャイの心配か…。「チャイは外で飲みますー。最近、風が良いですね~」くらいしか答えられない。

いやしかし、皆さん容赦なく言いたいことを話しかけてくる。実践できてありがたいけど。スムーズに受け答えできる日はやってくるのか。頑張る。

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