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映画『RRR』
昨日から日本で公開のテルグ映画、『RRR』。舞台挨拶付きの上映会で鑑賞。
ヒンディー語映画だと、客入りとか作品の出来具合が気になって落ち着いて観られないのですが、テルグ映画だとよそ様のホームにお邪魔する感覚で気楽でいられます。
ラーム・チャランもNTR Jrもラージャ・モウリ監督もキュートで、なかなか良い舞台挨拶でした。
作品自体は、舞台の大半がデリーなので、ヒンディー語もパラパラ混じっていてヒンディー語学習民としてはちょっと嬉しい。
ストーリーも音楽もダンスも物凄く良くて、近年のボリウッドの不作ぶりを思うと胸が痛む。
しかし、決定的には、何が良いのだろうとつらつら考えたときに、ラージャモウリ監督のセンスかな、という気がする。
『RRR』は創作だけど、うっすらとラーマーヤナ、マハーバーラタ、1920〜30年代のインド自由独立運動の史実が下敷きになっている。
やっぱり、ラーマという名前の登場人物が弓を持ったシルエットがスクリーンに出るだけで英雄譚を期待する、非道な英国人に反撃してスカッとする、そんなインド人の潜在意識をがっちりつかんでいるのではないかな。
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