冷たい熱量 - 霜夜ゆく プレイ感想

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深夜にTwitterしてたらたまたま見付けてそのままノンストップでクリア
十数年前にフリゲを漁ってはプレイしていた頃のような、なんだか懐かしい気分になれました
UIとかシステムとかゴチャっとしててまだ洗練する余地はあるんだけど、それよりも作者の見せたい物が剥き出しになっていて、熱量を感じます
自分はこういう作品にしか突いてもらえないツボが脳の底の方にあるっぽくて、そこをチクチクされてる感覚が久々にありました

以下ネタバレ込みの感想

いわゆる「冷たい方程式」モノ(SF明るくないのでこういう呼ばれ方してるのは初耳でした)で、宇宙船に密航者が乗ってきてコイツ降ろさなきゃ重くて軌道維持できないよ〜、みたいなヤツです
宇宙船を軽くして軌道修正する前半と、地上に降り立ってからの後半に分かれてるんですが、どっちもフレーバーに溢れつつ、なおかつそこそこの難易度があってよかった
前半は運要素ないので一度パターン理解すれば試行錯誤挟めつつスムーズに進められるようになるのもよかったですね 途中からメンドく感じたのは否めないですが…
後半は運要素絡むんですけど、前半での試行錯誤が生きてくるので段々勝率上がってくるのもよかった
一方でトゥルールート行こうとすると一気に牙剥いてきますね 自分は当たり待ちしました
パイロットに比べて女の子の対荷重量がやたらデカくて(ゲーム的な意味がないくらい)、いくらロボとはいえこんな強くする意味ある?ってカンジだったんですけど、トゥルールートでその意味がわかるのがよかった
こういうゲームシステムに絡めた伏線の回収は大好物です

このゲームは全然悪くないんだけど、フリーBGM使ってると「これYoutubeで聴いた事あるな…」が結構高頻度で発生して体験が削がれてしまうのありませんか 大Youtuber時代の弊害ですよ
選曲自体はとても良いセンスでした 割とストーリー的には重いんだけど、絵とBGMのお陰で全然息苦しさはなかった(後半のパートはピクニック気分すぎたかも)

後はまあ結局ここに行き着くんだけど、登場キャラがかわいいとうれしいよね〜ってカンジ
単純にモチベになるのと、会話とかフレーバーの部分にも華が添えられて二度おいしいですね
これが120円はめちゃめちゃ安いと思います
こういう作品にたまたま出会えると嬉しくなりますね

(追記)身内で「自己の熱量によりフリー音源を完全に取り込んでしまう作品が存在する」みたいな話があったんですけど、そう考えると完全に「霜夜ゆくの作中BGM」になっている曲がいくつかありますね

これとか完全に自分の中では霜夜ゆくのBGMとして認識しています
既に書いた通り今一歩足りない部分はあるんだけど、それを感じさせないぐらいの熱量があった

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