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日経新聞を読む!

日経で気になる記事を報告!
(2019年11月第5週)

私の好きなコラム人間発見.日経といえば『わたしの履歴書』が良く知られていると思いますが,短期間だし,より身近な経験を知ることができて愛読しています.細野さんの海外経験で,仕事が立て込み予定していたギリシャ旅行をキャンセルしようかどうか…と悩むところとその結末が,なるほど!と共感しました.

まずもって成長ありき,がグローバリゼーションが進む経済の掛け声ですね.そのためには3%せめて2%の成長率は維持したい.中国の成長率が鈍化している中,成長3%が新しい基準となるかも,という記事.インドやアフリカの開発と市場が拓くとまた元の6%以上という指標が台頭する気もしますけど.文末にある,『グリーンニューディール』が示唆する,『非炭素化と生産性向上の両立』が新しい事業分野の指針を与えていると思いました.

7年前からヘルスケアの仕事をしている関係で,最も興味を引いたのはこの記事ですね.ヘルスケア,IoTともに新聞に出てこない日はないくらいのホットなトピックスですが,私は,
①病院経営の重要課題である院内感染対策にIoTを活用している
②この技術開発が中国で始まった
以上の2つのポイントが重要だと思いました.
今後も病院の課題をIoTで解決する事業案件が生じてくると思います.
アメリカではお年寄りがセンサをつけて非常時への対応をしているサービスがあるらしいですが,あくまでも電話なので,これがインタネットになれば,病院外でもヘルスケア関係のサービスがますます勃興するでしょう.ヘルスケアxIoTはIoH(HEALTH of iNTERNET,健康のインターネット)へ展開していくと思います.

いちいち大きくうなずきながら読みました.経済面のみならずキャリア形成までコミットしないと日本の大学院はますます取り残されるという印象を持ちました.それはそれで納得するのですが,わたしの時代もそれなりに厳しく,自分で考えて行動してきたので世話の焼きすぎもどうかと思います.実際カリフォルニアの大学院も経済支援はさておき,キャリア形成は自分でよく考えているように思います.
もっとも求められているのは,大学の存在意義とか大学の矜持(この日本語はおかしいかも)だと思います.

日経を読むとFinantial Timesの一部の記事を読めるのもメリットですね.以下いくつかFTの記事を紹介します.

本日米国はブラックフライデー.わたくしはこちらカリフォルニアに駐在して1年ですが,THANKSGIVINGは初めてです.このホリデーシーズンは,日本でいう『盆と正月が一緒に来たよう』がマジ現実なので少々戸惑いつつも楽しんでいます.インターネット経由での購入が盛んになっている中で,百貨店が存続意義を探るという極めてアメリカ的な動向に関する記事.このタイトルに象徴されるように,カリフォルニアでは常に存続意義,とか存在意義みたいなものが問われているように思います.良いかどうかは別としてこのプラグマティックな思考原理がこの国をけん引している力ではないでしょうか?

タイトルの内容よりも文中にある中国が恐れる連携構造,日欧米とインドが組むこと,がとても印象的でした.加えて香港のデモについて良い方法が思い浮かばないというのは事態の深刻さを思い知らされます.

問題提起を受けました.ローマカトリック教会がビジネススキルを教会に適用しようという取り組み.私自身もプロテスタント教会に通っておりまして,『会社,職場の専門知識をやみくもに適用しない』ように努めておりますので考えさせられます.どうせねばならないという結論はありません.が,継続して考えねばならないと思います.

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