社会人が1年半・1800時間の学習で公認会計士試験に合格するのに実践していたポイント3つ -その2-
こんばんは!
論文合格即イキりアカウントです!
私のnoteを開いて頂きありがとうございます。
早速ですが前回に引き続き『社会人が1年半・1800時間の学習で公認会計士試験に合格するのに実践していたポイント3つ -その2-』をお送りしたいと思います。
その1はコチラから!
それでは第2回、お届け致します。
■ポイント2 一科目ごとにまとめて詰め込む
ある科目を学習する時には基本的にその科目の頭から最後まで通しで学習することをお勧めします。
例えば財務会計論の計算の講義を受講すると決めたなら、その講義の第1回から最終回までを続けて受講します。
コースや視聴スピードにもよるでしょうが、1コースでざっくり15~50時間くらいでしょうか。
社会人受験生ならば数日~数週間くらいかかることになりますね。
その間、基本的に他の科目は一切挟むべきではありません。
あるいは財務会計論の計算の演習を行うと決めたら、使用する演習教材の最初から最後まで通して演習します。
ポイント1でご説明したように、1度演習を行えば付随して大量の復習がタスクとして発生しますから、一通り完了するまでにはかなりの日数を使うはずです(もちろん、本試験直前となればあなたは演習教材のほとんどの問題をマスターしているはずですから、1日で1サイクルを終えることも可能になるでしょう)
その期間は基本的には徹底して財務計算に取り組みましょう。
理由は二つあります。
・理由1 論点同士のつながりを意識して学習するべきだから
同じ一つの科目については、別々の論点であってもつながりを意識して学習する必要があります。
つながりというのは例えば、2つの論点を比較した場合の共通点や相違点といったことです。これは計算科目でも理論科目でも同様です。
あるいは原価計算や監査論であれば、「大きな一つの流れの中のどの段階の話をしているのか?」を意識できているかどうかで吸収効率が全く異なってくるはずです。
そう考えた場合に、仕事のスキマに無理やり勉強時間を詰め込んでいるような社会人受験生が、
「今日は監査論を1時間、明日は企業法を1時間、土曜日は午前に財務会計を3時間やって午後は管理会計を……」
というような学習の仕方で、「先週やった論点と今日やってる論点はここが共通してるんだな~」などと十分に意識した学習ができるでしょうか?
まあそれができるような天才もいるのかもしれませんが普通の人には無理だと思います。
あえて言わせてください。
こんなnoteをつい読んでしまうあなたには無理です。
自分の弱さと向き合い受け入れることでしか、本当に強くなることは始まりません。
まとめると、論点間のつながりを意識するためには一科目を1周するサイクルを最短に抑えることが有効であり、そのためには学習を科目ごとにまとめて行いましょう、ということです。
余談ですが、結局、予備校のスタンダードなカリキュラムって学生さんとか専念受験生の方とか、十分に時間を確保できる人向けなんですよ。
受かりやすいのはそういう人なので。
それと同じことをやっていたら、投入時間の多い学生さんや専念受験生には勝てません。
そして、社会人受験生が勝つためのノウハウって予備校も力を入れて開発しているとは言い難く、結局は自分で考えて決めるしかないのだと思います。
これはあらゆる場面で念頭に置いておくべきことでしょう。
・理由2 復習のサイクルをコントロールするために有効だから
これはポイント1の「復習は完璧にできるまで、1秒後、1日後、1週間後、1か月後に」をより徹底して実践するために、その時走っているタスクをできるだけ限定する必要があるということです。
「1秒後、1日後、1週間後、1か月後」の復習を行うということは、裏を返せばあなたは今「1秒前、1日前、1週間前、1カ月前に間違えた問題」を解かなければなりません。
つまり、あなたは少なくとも4つのボールを同時にコントロール必要があるのです。
もちろん、仕事や私生活の都合で学習サイクルが不規則になったり、演習が進めば多くの問題が「1秒後、1日後、1週間後、1か月後」の間を行き交うことになるので、やがてあなたのタスクリストは地獄のジャグリングの様相を呈することでしょう。
そんな状態で、同時に回す科目を2科目、3科目と増やしていけばジャグリングが破綻することは目に見えています。
「1秒後、1日後、1週間後、1か月後」メソッドは本当に有効ですから、この復習サイクルをできる限り安定的に維持するためにも、複数科目を同時進行で学習するのは避けましょう。
■補足
上記のご説明はあくまで原則論であって、もちろん実務的にはアレンジの余地はあると思います。
私がやったのは例えばこんな感じです。
・最初のインプット講義と演習は同時に進行する
(例:管理会計論の短答対策講義の視聴と演習を並行して進める)
・一つの科目を大区分で二つに分けて考える
(例:管理会計論を原価計算と管理会計の2つに区分する、経営学を経営管理とファイナンスの2つに区分する)
後者は、そもそも講義の配信スケジュール的に「一科目を通して視聴する」ことができない場合があり、そういう場合にはあまりシナジーが無ければ一科目を2つに分けて学習するということも許容せざるを得ないという感じです。
率直な希望としては、学習開始時に全ての講義が既に配信されている状態だと学習しやすいと思うのですが……(CPA様、見てますか~?)
このあたり、繰り返しになりますが、何が最適かを自分で考えて決めることが社会人受験生にとっては必須でしょうし、また仕事でそういったスキルを培ってきていることが社会人受験生の唯一にして最大の武器なのではないでしょうか。
ご自分に合った最強の勉強方法を開発してみて下さいね。
それで受かったら、今度は是非あなたの勉強方法をシェアしてください。
そんな風に受験生達のノウハウが受け継がれぶつかり合って進化していく、そんな夢を今日も見ながら『社会人が1年半・1800時間の学習で公認会計士試験に合格するのに実践していたポイント3つ -その2-』をお届けしました。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
次回、ついに禁断の秘策に踏み込みます。
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