そしてahamoで格安SIMは死んだのか?はい、死にました・・
あけましておめでとうございます!格安SIMの管理人です。
自己紹介:2015年に「格安SIMとスマホ比較」という紹介サイトを始めて、Googleにボコられながらしぶとく生き延びてきましたが、2020年12月3日のahamoの発表で格安SIMが死んでしまいましたw。
ドコモのahamoで格安SIMが死ぬ理由
格安SIMの死は突然に・・・
2020年12月3日にドコモの新プランのahamoが発表されました。その時の反応がこちら・・
ahamoは月2980円で20GBで5分かけ放題付きのプランです。速度はドコモと同じなのでいつでも快適に使えます。オンライン契約専用プランです。
20GBも使わないとかいう人がいますが、ここで格安SIMと比較してみましょう。生贄にしても誰にも怒られないmineoを召喚。
mineoは月2480円で3GBで10分かけ放題です。月3130円で6GBで10分かけ放題になります。平日昼はゴミのように遅くなります。データを使い切ったら1Mbpsではなく、その5分の1の200kbpsです。
官軍ドコモのahamoの登場で、格安SIMは賊軍になり死にました。
格安SIMは速くならないの?安くならないの?
格安SIMは速くもならないし、安くもならないです。
格安SIMの売上が100とした場合、ドコモに50〜60を支払っています。その他の費用は30くらいかかります。なので利益は10くらいです。
格安SIMの速度を速くするには、ドコモにもっとお金を支払う必要があります。ドコモへの支払いが10増えたら、利益は吹っ飛びます。安くしたら売上が減って利益が吹っ飛びます。
格安SIMにもっと速くしろ、安くしろというのは簡単ですが、お前はボランティアで働け!と言っている感じですね。
ドコモへの支払いは3年間で50%低減する、その前に死ぬ
総務省のアクションプランで格安SIM事業者がドコモに支払うお金が3年間で50%低下します。ドコモに60支払っている場合、3年後は30支払えば良いことになります。
3年後に浮いたお金の30のうち、10を速度アップに使えば、平日昼でも快適にスマホが使える速度に改善すると思います。そして月額料金を2割安くすることも可能だと思います。
ただし、その前に死にます。
仮に3年間耐えたところで、ドコモのahamoでみんな満足して動かなくなります。
ドコモブランドの前には何を言っても無駄なのです。
LINEモバイルは一足先に死んだ
2020年12月3日にドコモのahamoが発表されて、その19日後の12月22日にソフトバンクがahamo対抗プランのSoftBank on LINEを発表しました。
結論は、ソフトバンクは実質運営しているLINEモバイルを殺しました。
ソフトバンクは大容量のソフトバンク、中容量のワイモバイル、小容量のLINEモバイルのような体制でスマホサービスを展開していました。
それがahamoの登場で、大容量のソフトバンク、中容量のSoftBank on LINE、小容量のワイモバイルに一気に変えてしまいました。
LINEモバイルとSoftBank on LINEは無関係です。名前だけLINEが付いているだけです。
ahamo発表前は、LINEモバイルはソフトバンク回線でガンガン頑張るぞ!みたいな感じだったのに、ahamoで即死です。
赤字の垂れ流しだったLINEモバイルはゴミ箱にポイです。250億円の丸損ですが、ソフトバンクの判断の早さには脱帽です。
ドコモ対抗プランの格安SIMは?
格安SIMの中で唯一日本通信がドコモのahamoに対抗したプランを出しています。
日本通信の格安SIMなら月1980円で20GBで月70分の無料通話が付いてきます。
なんで日本通信だけ安くできるのかと言うと、損失度外視で安くしてるんじゃないでしょうかね・・?
日本通信の目的がわかりません。頑張れとか言えるような状況じゃないと思うのだけど・・。
打ち上げ花火を打ち上げているのか、それとも何か勝算でもあるんでしょうか?
楽天モバイルが希望の星だけど・・、流れ星にならないよね・・
ahamoに対抗できるのは1年無料の楽天モバイルです。
ahamoは絶対正義ですが、楽天モバイルの1年無料は強いのです。ただし、この1年無料は300万人限定です。
2021年4月頃に300万人を突破して1年無料がなくなります。1年無料がなくなった楽天モバイルを誰が契約するんですか・・。(3ヶ月無料とかになると思うけど)
そして2021年4月から楽天モバイルの解約祭り、ahamoへGOが始まります。
普通に考えれば、楽天モバイルは月2980円の無制限プランの他にもプランを用意してくると思います。
月1980円で20GBプラン、月980円で5GBプラン、もしくは月1980円で無制限プランなど・・。
ただ、楽天がどこまで値下げに耐えられるかわかりません。流れ星にならないか心配です。
格安SIMの管理人は楽天株を投げ売りました。
ドコモがMVNOと協力して作るエコノミーって何?
ドコモは家族向けプレミア、中容量のニュー、小容量のエコノミーに分けてプラン展開をします。
プレミアは今までのドコモのプランと同じ、ニューはahamo、エコノミーはMVNOと協力して作るプランです。エコノミーはドコモブランドではなく、MVNOブランドになります。
一説によるとdポイントと連携できるだけというクソどうでも良いサービスが付与されるだけと言う説もありますが、ほとんど情報がありません。
エコノミーでドコモMVNOの通信品質が大幅に改善されて、料金が1〜2割安くなればahamoに対抗できるかもですが、どうなんでしょう・・。
ahamoやSoftBank on LINEを紹介すれば良いんでない?
スマホの格安プラン比較は紹介料で成り立っています。サイト経由で格安SIMを申し込んでくれると紹介料がもらえて、それを糧にサイトと格安SIMの管理人が生き延びているのです!
ドコモのahamoやSoftBank on LINEを紹介すれば良いんじゃない?と思われる方もいると思いますが、世の中そんな甘くないと思っています。
ドコモのahamoもSoftBank on LINEも、間違いなく薄利です。そんな薄利で、まともな紹介料がもらえるのでしょうか!?
紹介料が雀の涙になるか、もしくはボランティアで頑張ってね!とか言われるんじゃないだうかと戦々恐々しています。
格安SIMが死ぬと言っても、サービスが停止するわけではない
新しく格安SIMを契約する人が少なくなって、格安SIMの紹介サイトと格安SIMの管理人が死ぬだけなので安心して!
格安SIMのサービス自体は続きます。
仮にサービスを終了する場合でも十分な時間的な猶予があるので、他社へ乗り換えれば良いのです。
それなりに知名度のある格安SIMで、サービス自体を終了させたのは0SIMとぷららモバイルLTEだけです。
普通の人にはメリットだけじゃない?
ドコモのahamoはコスパ最強すぎるプランなので、普通の人にはメリットしかないです(少なくとも短期的には)。
ただ、政府主導のahamoの影響で格安SIMと楽天モバイルが死んだら、スマホ市場に新規参入するなんてバカなことをする事業者はそうそう現れなくなると思います。
大手三社だけが残る市場、そして借金大魔王の政府が強引に口を出す市場がどうなることやらと思ったりです。。
ahamoの登場は早すぎたと思います。せめて新規参入したばかりの楽天にあと1年猶予を与えても良かったと思うのです。
格安SIMの管理人の今後
人知れずサイト名を「格安SIMとスマホ比較」から「スマホの格安プラン比較」に変えていたり・・。
こいつ、まだしつこく生き延びようとしてやがる!?
正直な所、生き延びられる可能性は2,3割くらいと思っています。
半年頑張ってダメだったら、ちょっぴり郊外に引っ越してスローライフな余生を過ごすのです!
あと優しい結婚相手を募集しています。とりあえず褒めて甘やかして!もうGoogleにボコられるだけの生活は嫌なのです!
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