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築15年くらいのマンションに起こる悲劇

ある日、マンションの掲示板に張り紙がされた。張り紙には、


・ロビーの床(大理石)に染みができたこと
・簡単な清掃では落ちないため業者を呼ぶ必要があること
・何の染みか知りたいため心当たりのある人は名乗り出てほしいこと
・誰も名乗りを上げない場合は防犯カメラで確認して連絡すること

が書いてあった。

たしか土曜日の朝に染みができてたなー。と思い出し、おそらく深夜だからそれほど人の行き来が少ない時間だし、防犯カメラと照合すればすぐわかるだろうと考えた。

数週間後、清掃業者の方が作業をしてたので判明したと思い、管理人さんに聞いたところ結局名乗り出た方はおらず、何の染みかもわからなかったそうだ。

いやいや、まてまて、防犯カメラで確認したのでは?

と質問したところ、

映像が鮮明でないため、これとはっきり判定できるものがなかったとのこと。

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今の時代、カメラの映像が鮮明でないってw

そう思ったが、そう、今の時代なのである。このマンションができたのは初代iPhoneが出る前なのである。完全に防犯カメラのスペックを過信していた。もはやガタガタの映像なんて想像できない人になっていた。

今期、ロビーの清掃費と防犯カメラと取り替え費用が計上されることになった。深刻な問題の前に交換できてよかったと考えるべきだろう。

使えない防犯カメラが今も24時間監視してるわけです。


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