失敗が、したかった。母の望みを壊すために。
こんばんは。キャリアコンサルタントとコーチを目指すライターの水無月です。
私は、記者職を15年続け、働きつつ教員免許を取得してまで、小学校教諭に転職しましたが、一年で退職しました。
ある意味、失敗、ですよね。
でも、失敗がしたかったのね、とうららか相談室のキャリアコンサルタントは言います。どういうことでしょうか。
母への反発としての自分の失敗。失敗した自分を見せて復讐する
アドラー心理学の名著「嫌われる勇気」でも出てきますが、自分を縛ってきた親への反発として自分をだめにすることで仕返しをする、あなたがしてきたことの結果がこれですよ、と示すというものがありました。それに似ています。
私の場合、子供の頃から習い事を大量にさせられ、やめさせてもらえず、テストの点が悪いと怒鳴られました。
そして就職活動時は公務員になれと言って県庁の願書を送りつけてきたり、教員免許をとれと言ってきたりしました。
しかし、食品メーカーに就職。親から面と向かって喜ばれることはありませんでした。一部上場の良い会社でした。
その後、記者になっても喜ばれたことはありません。
しかし、教師に受かったとき
「ついに受かりましたね!ついにやりましたね!」と喜ぶメールが来ました。
私はその後、教師の大変さに転職をとどまろうかとしたときもありましたが、母の喜ぶ顔がちらつき、進みました。
そして、結果、ダウンし復帰したものの一年でやめようと決意しました
母に、失敗を見せたかった
しかし、そのキャリアコンサルタントは言います。
ずっと親の言うことを聞かされてきたから、自分で決めて、自分で失敗したかったんだね、と。
そうなんです。
失敗がしたかったんです。
あなたの言うとおりにしたら、ほら失敗だ、そう示したかったんでしょう。
それまでに恋人との結婚を3回反対されて破断になり、積もり積もった恨みもあったかもしれません。
なんにせよ、自分で決めたかったのでしょう。
しかし、
もう復讐のために自分を失敗させるのは終わりにします。
私の心の領域にあのひとはいない。
そう思うと、安定しなきゃ、正社員じゃなきゃ、という焦りが消え、フリーランスの今を楽しめます。
失敗は私自身の願いだったのです。
失敗を願ってしている人、他にもいませんか。