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【CL2021愛知完走】とかげビクトリー【リザードンと寄り添い続けた男】

ー時は20世紀末、女子高生の間ではミニスカートとルーズソックスが流行り、小室ファミリーが音楽業界を席巻していた。
不景気に落ち込む日本にあって一人の少年がとあるゲームソフトと出会った。
『ポケットモンスター 赤・緑』超加速的に人気を伸ばしていったこのゲームは当時の幼稚園児・小学生の中でもひときわ話題の中心となり、少年も例によってその渦中に巻き込まれる。
少年は幼稚園の卒園祝いにてゲームボーイポケットおよびポケットモンスター赤を授けられた。パッケージに描かれた翼の生えたオレンジの竜、これが少年とリザードンの初めての出会いである。ー

カートリッジ

れんぼのデッキをご覧のみなさまこんばんは。最初に選んだポケモンはゼニガメ、タクロー(@azucatakuro)です。CL愛知お疲れさまでした。ちょっと期間があいてしまいましたが、今回はCL愛知での環境予想と使ったデッキ、結果について記載します。

◎環境予想

流行りからみても「レッパと三神だな」みたいなところはあったし、対面練習も絞りやすかったと思います。

めっちゃいる
-ミュウツー&ミュウGX、ビクティニVmax、レシラム&リザードンGX
-アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、ザシアンV

わりといる
-れんげきウーラオスVmax

もしかしたらいる
--ムゲンダイナVmax
-ドラパルトVmax
-いちげきウーラオスVmax

たぶんそんないないけどいるかもしれない
-マッドパーティ
-セキタンザンVmax
-インテレオンVmax
-ブルー型レシラム&リザードンGX
-ジュナイパー
-クワガノンV系統のロックデッキ

ぜったいいない
-チェリムカミツルギ

◎デッキ選択

現環境は基本的に相手のV,Vmax,GXを倒して勝つという流れになります。個人的には、できれば回復されたくないし、一撃で相手のポケモンを倒したい。そうなると対面をHPをしっかり満たす打点が必要になります。HPラインとしては以下を想定しました。
180(デデンネGXやクロバットVを倒せるライン)
220(ザシアンVや進化前Vを倒せるライン)
280(アルセウス&ディアルガ&パルキアGXなどTAG TEAMを倒せるライン)
330(ムゲンダイナを除くVmaxを倒せるライン)

180(大体出せる)と330(そう簡単にはだせない)はおいといて、まず220点を出したい。

ビクティニVmaxのダイビクトリー     100+
相手のバトルポケモンが「ポケモンV」なら、120ダメージ追加。

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この220は簡単でかつ条件も倒したいポケモンにピンポイントで分かりやすいですよね。エネルギー要求も少なく、対VポケモンとなるとビクティニVmaxかザシアンVがやはり強いですよね。

次に280点超えのライン。そのまま炎デッキとして考えるとリザードンGXのフレアドライブGXをミュウツー&ミュウGXのパーフェクションで使うのが簡単でしょうか。

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そう考えると、「ビクティニレッパ」の組み合わせは理にかなっているし、環境の中心になるのもわかります。水タイプが少し不遇となっている現状からも選択しやすいデッキだと思います。

他にもいちげきエネルギー+いちげきウーラオスやガラルジグザグマ+ムゲンダイナや格闘道場+セキタンザンなどが280以上出せます。

◎ビクティニレッパを選択しなかった理由

上記からもビクティニとミュウツー&ミュウGXの組み合わせがデッキ選択を満たしていると思いますが、選択しなかった理由は以下の通りです。

1. 既に環境の中心にいる
環境の中心は対策がされやすいです。特性を止められるとほぼ何もできなくなってしまいます。また、ミラーマッチが多くなるため、先攻/後攻や手札などの運要素で勝利が決まってしまう可能性が高くなります。

2. TAGTEAM GXを使いたくない
ミュウツー&ミュウGXはHP270であり、一撃できぜつする可能性も高く、サイド3枚とられるリスクは大きいと思います。また、サイドを3枚3枚とられて終わる流れになってしまうので、TAG TEAM GX とビクティニVmaxを組み合わせるのは嫌だなと感じました。

そこで、今回はリザードン[たけるとうき]をメインに据え、デッキを構築することにしました。

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ミュウツーの逆襲EVOLUTIONのプロモカード高いですよね。僕はちゃんとセブンイレブンのセットを買ってこのプロモカードを手に入れ、かつ女の子と一緒に観に行ったんで、爆アドですね。さらに大型大会で使えるだなんて一石三鳥というところでしょうか。

このリザードンの性能はめちゃくちゃ高く、溶接工-手貼り-特性でなんと280点がだせてしまうのです。前のターンから1エネ貼っていたら330点になり、なんとVmaxも倒してしまう火力を出してしまいます。避けられがちな2進化ポケモンですが、ビクティニVmaxとも相性がよく、今回採用しました。

前述の通り、VポケモンはビクティニVmaxで倒します。また、TAGTEAMやVポケモンはリザードンで倒します。

Vmaxに対してですが、リザードンに1ターンで6エネルギーつけるのは不可能なので、330点を出す難易度はあがります。ただ、ビクティニが必要なエネルギーが2枚で済むことから溶接工と手貼りどちらかがあまり、ヒトカゲ(リザードン)にエネルギーをつけながらワザを打てることが多く、次のターンで倒せるようになります。もしくはビクティニVのVバレット60点+れんぞくブレイズボール280点で合計340点で倒すこともできます。また、あまり使うことはないですが、ビクティニVmaxのひろがるほのおで、勝ち筋を残すような動きもできます。

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◎デッキ構築

やっと構築のお話です。2進化って事故を起こしそうで難しいとよく言われますが、必要なパーツを整理できていればそんなことはないです。

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2ターン目に連続ブレイズボールが打てるようににし、状況に応じてビクティニから準備するか、それだけの簡単な構築です。

ヒトカゲ-リザードン 4-4

絶対4-4です。リザードンを3にすると引いてこれず、無駄なサーチがひとつ増えてしまいます。ヒトカゲは[もってくる]にしています。
ヒトカゲがワザを使うということはこちらが事故を起こしている状態ですので、1枚でもドローすることが先決だと考えて採用しています。

ビクティニV-Vmax 2-2

ボールの量、またリザードンとくらべサーチ枚数が少なくて済むことからも2-2で十分と判断しています。こっちのビクティニVのほうがいいのではという意見をよく聞きますが、1エネで60点出せること、逃げるエネルギーが1であること、進化しなくても120点(弱点なら240点)固定で出せることから連撃マスターのビクティニVを採用しています。

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メッソン-ジメレオン-インテレオン 2-2-1

リザードンを使う上で必要なパーツをうらこうさくで確定サーチするために採用しています。溶接工やクロバットVでドローしたあと、足りないパーツをジメレオンでサーチ。インテレオンでもサーチ、可能なら回収ネットで再利用のような流れを作ります。メッソンに関して、メッソンだけ色違いじゃないとか、れんげきのメッソンにしてはとかよく聞かれますが、ドラパルト等と対戦したときにHP70であることの素晴らしさを感じることができるので、HP70のメッソンを採用しています。

クロバットV-オドリドリGX 2-1

それなりにクロバットVには依存しています。ジメレオンは足りないパーツを持ってくるお仕事ですので、その前提となる縦引きカードとして必要になります。中盤以降はオドリドリが使えるので、基本的には1枚使用、どうしても手札補充が必要な場面やサイド落ちケアということでスペアという意味でもう1枚のクロバットVを色違いにしています。

ミュウ 1

連撃が怖いので採用しました、ワザで倒された場合はつりざおで再利用もできます。あとムゲンダイナにサイコパワーで10点ずつ乗せて330点ラインにずらし込むこともできます。

クイックボール-レベルボール-ポケモン通信-しんかのおこう 4-3-3-2

ほんとにレベルボールの再録はありがたいです。ヒトカゲメッソンの展開やジメレオンのサーチまで、安定性があがりました。ボール系カードを12枚採用することで、たねポケの準備からうらこうさくでふしぎなあめ→リザードン進化ができるようになりました。

ふしぎなあめ 4

4枚固定、リザードンを4体立てることは少ないので、たまにメッソンに使うことがあります。それも結構強いです。

炎の結晶-ふつうのつりざお-エネルギーリサイクル 1-1-1

場面に応じてエネルギーリソースの回復を行ってください。結晶はインテレオンで溶接工と一緒に持ってきたら相手が死んだ顔になります。つりざおはコストで捨てたインテレオンやミュウの再利用で必要です。エネルギーリサイクルは超回復できます。これ以上は事故原因なので増やせません。

回収ネット 1

ジメレオンやインテレオンの再利用に使います。2枚欲しいですが、再利用しなくてもジメレオン→インテレオンで2ターン使えるので、1枚にしました。単なる入れ替え手段として使うこともあります。

ツールスクラッパー 1

一番の対象はおおきなおまもりです。特に三神。

溶接工 4

溶接工で打点100点分です。リザードンで相手の大物を倒すときには基本的に必須となります。

ボスの指令 2

溶接工を打たなくても180点はでるので、うらこうさくで持ってきて試合終了みたいな動きはよくあります。

巨大なかまど 2

優秀なエネルギーサーチ手段、レッパ相手だと相手が貼ってくれるのでありがたいです。

基本炎エネルギー 10

必要枚数や事故軽減などを考えると10枚がベストだと思います。

実デッキレシピがこちら

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◎立ち回り

基本は先攻を取るデッキです。1ターン目はアタッカーとなるたねポケとメッソンを並べます。Vデッキ相手であれば、ビクティニに1エネ貼れば次倒せます。

リザードン側の一番のメタ対象としては、三神ザシアンがあげられます。2ターン目にリザードンが280を出してアルセウス&ディアルガ&パルキアGXを倒すということが目標となります。というか三神相手は先にアルティメットレイと言われた時点でほぼ負けが決まります。

Uターンボードやふうせんを採用しておらず、回収ネット1枚のため、次のターン何をするか考えてバトル場に出す必要があります。一応事故防止のため、たねポケモンはすべて逃げるエネルギー1で統一されています。

やれることは、ビクティニで殴るかリザードンで殴るか、使うサポートは溶接工かボスの指令かだけなので簡単です。エネルギーのリソースと次のターンのアタッカーだけ考えながら回してみてください。

◎有利不利

回ってしまえば大抵有利にすすめられます。ただムゲンダイナが苦手です。340点という高耐久に加え、ガラルマタドガスでこちらのデッキを止めてくることがなによりもつらいです。あとは混沌のうねり採用しているデッキもこちらの手札次第では止まってしまうことがあります。
手札干渉の多いデッキ、オーロット&ヨノワールGXやグッズロックも苦手です。今回はいないと予想して大会に臨んでいます。

◎CL2021愛知 結果

結果は予選完走、6勝3敗でした。負けはすべてどうしようもない事故だったので、仕方ないと割り切っています。

1.ビクティニレッパ○6-5

2.ムゲンダイナ(ドガスなし)○6-3

3.三神ザシアン×2-6

4.ジュナイパー○6-3

5.ムゲンダイナ○6-3

6.ビクティニレッパ○6-2

7.三神ザシアン×2-6

8.ビクティニレッパ○6-1

9.れんげきウーラオス×4-6

◎不採用カード

-回収ネットの2枚目
-Uターンボード
最後までなやんだカード、枠がなく入れられなかった。

-ウッウV
対デデンネGX兵器。結局エネルギートラッシュしてしまうのとボスの指令で十分のため不採用。くちばしキャッチはマリィで流されるのであまり優先できない。

-ファイアローV
事故回避のために採用を検討したが、そもそも入れ替え手段が乏しいため不採用。

-リセットスタンプ
相手の手札に干渉しないため、欲しいなと言われることが多かったがそんな枠あるならメッソンだのレベルボールだの増やしてもっと事故率を下げるわ。

◎あとがき

たけるとうきのリザードンはレギュレーション変更前からつかっていて(ちょうど前回の愛知大会でも使いました)、レギュレーション変更後に環境的な後押しもあって使えるようになりました。それなりに勝てたこともうれしいです。

いつもお世話になっているカードショップのジムバトルでも優勝しました。

下はレギュレーション変更前のデッキ。やはりジラーチは安定の要。

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◎有料部分

有料部分で立ち回りとか構築とか書くと乞食初心者が騒ぎ出したり、データの著作権ガーとか言い出す人が多いので、以降ポケモンカードの話はしないです。

当日会場で記念にとった僕とザマゼンタの2shot写真と、好きな名古屋飯の写真を上げます。この記事を見ていいなと思ったら投げ銭だと思って買ってください。(お金は全部れんぼにいくんだけど)

追記 マスタードのSRがあと2枚欲しいです。れんぼより。

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