見出し画像

空想の町の小学校にPTAを作ってみた

一校一PTA?

2022年4月、娘の小学校入学により、もれなくPTAデビューを果たす事になったわけですが、PTA活動に関わって行くうちに、『理想のPTA』とは何かについて考えるようになりました。自分にとっては『理想』だけど、他人にとってはそうじゃない。誰にとっても『理想のPTA』という共通解を獲得して、納得解を形成して行くのは、なかなかに難しい問題だと感じている今日この頃です。そういった日々の自問自答の中で、PTAは要素的に『労働組合』に近いのでは無いかと考えるようになりました。

労働組合は「労働者が主体となって自主的に労働条件の維持・改善や経済的地位の向上を目的として組織する団体」、すなわち、労働者が団結して、賃金や労働時間などの労働条件の改善を図るためにつくる団体です。

厚生労働省

そこで一つ引っかかったのは、大企業であれば『労働組合』が複数ある事も珍しくないが、一つの学校に『PTA』が複数あるというのは聞いた事がないということです。PTAに対して期待する役割や求める機能は、保護者によってそれぞれに違うので、一つの団体(PTA)が全ての保護者の代弁者となるのは難しいにもかかわらず、一校一PTAである事が前提条件のようになっている事に違和感を感じました。
ただ、違和感はあるが、現実的にPTAをもう一つ立上げるというのを想像してみると、そもそも一校に二つのPTAとなるという事は、いらぬ分断を生むリスクが高く、既存のPTAの在り方の見直しと天秤にかければ、後者の方が現実的な落としどころなんであろうという結論に達しました。

0(ゼロ)からPTAを作ってみたら…

リアルな現場で、自分が『理想とするPTA』を作る事が難しいのは、良く分かったが、そもそもPTAは『任意団体』なので、私が作りたいと思えば誰に断る必要もなく”作る”ことはできる。つまり、どれだけリアリティがあるかは別にしても、”作る”事自体のハードルはさほど高くないということである。にもかかわらず、PTAを0(ゼロ)から作ったという経験がある人は、ほぼいないのではないでしょうか。なら、空想の町の架空の小学校にPTAを作ってみるという想像をしてみてはどうかと思うに至りました。

持続可能なPTAとは…

この空想の中の”PTA”を持続させるのに欠かせ無いよう要素があるとすれば、それは『無料』で出来るかどうかです。空想の町の架空の小学校であるから、児童もいなければ、保護者もいない、自称”PTA会長”の自分がいるだけであるから、当然”会費”もない。つまり、すべての活動がボランティアであり、『無料』で実現できなければ、持続不可能なのです。
※自称”PTA会長”が自腹を切るつもりはサラサラありません。

リアルに還元していくには…

リアルなPTA活動を数ヶ月経験してみて感じるのは、PTAという組織では『とりあえずやっみよう』が難しいという事です。新しい仕組みやシステムを試してみようとしても、前例や個々人のスキル・マインドによって、中々前に進まないのが現実です。机上の空論を語るにしても、まず”形”で示すことで、より効率的にリアルな活動に還元できるのではないかとも考えています。

個人の趣味の話しです。

あくまでもフィクションの世界の”PTA”の話しです。どこまで行っても、個人の趣味の範疇ですので、その点悪しからずご容赦ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?