中ノ鼻灯台|広島県大崎上島
中ノ鼻灯台(C)|広島県大崎上島 2023年10月24日
1894年(明治27年)5月17日点灯。
瀬戸内海の大崎上島南東に位置する中ノ鼻灯台は、日清戦争開戦当時に強潮流の来島海峡を避けて比較的潮流の影響を受けない三原瀬戸航路を航行をする船舶が増えたため(兵馬、軍需物資の輸送など)、明治27年5月に同航路の整備のために約5ヶ月という短期間で建設された8灯台1灯標のひとつ(中ノ鼻灯台のほか、大浜埼灯台、百貫島灯台、長太夫灯標、小佐木島灯台、高根島灯台、大久野島灯台、鮴埼めばる灯台、大下島灯台)。
これらの灯台には周囲に白く塗られた石造の円形の囲いがあるのが特徴で、一説には船舶から灯台がよく見えるように備えられたという。
参考
『燈光』2020年3月号 (燈光会)
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