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書評とかレビューとか

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これまで各媒体で掲載された書評や本のレビューなどをアーカイブしております。
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#映画

書評とかレビューとかの目次

レビュー、書評に取り上げた書名を五十音でINDEXにしました (2024.3.29更新) ◆あ◆『アウトロー・オーシャン 海の「無法地帯」をゆく 上・下』イアン・アービナ『あかんやつら―東映京都撮影所血風録』春日太一『アニメーションの女王たち ディズニーの世界を変えた女性たちの知られざる物語』ナサリア・ホルト『アメリカは食べる。』東理夫『アランの戦争 アラン・イングラム・コープの回想録』エマニュエル・ギベール『ある犬の飼い主の一日』サンダー・コラールト『イエロー・バード』

人間と犬の苛烈な関係を描く角幡唯介『犬橇事始』|新刊めったくたガイド『WEB本の雑誌』公開版

web本の雑誌にて新刊めったくたガイド(『本の雑誌』9月号掲載)が公開となりました。

翻訳家・黒原敏行に訊く故・コーマック・マッカーシーの凄み|インタビュー

 2023年6月13日に亡くなられたアメリカの作家コーマック・マッカーシーの作品を長年翻訳されてき翻訳家・黒原敏行さんへのインタビューがリアルサウンドwebにて公開されました。

「色」から「ことば」まで恐るべき『戦争とデザイン』| 『WEB本の雑誌』公開版

『本の雑誌』にて連載中「新刊めったくたガイド」の11月号分がwebにて公開されました。 くわしいレビューはこちら

闇の奥に希望の光は見えるのか?|『皆殺し映画通信 あばれ火祭り』レビュー

映画とは「何であるか」 “それを語るには、その作品が「どのように受容されうるのか」というプロセスについて語らねばならない。” とは、映画批評家の故加藤幹郎氏の言葉である(『映画館と観客の文化史』中公新書)。 先日、9冊目となる『皆殺し映画通信 あばれ火祭り』(カンゼン)が発売になった。著者である柳下毅一郎氏の前書きは、ズバリ「誰が映画をみているのか?」である。 『皆殺し映画通信』で取り上げられている柳下氏の作品評を読むたびに「誰が見るんだこのクソ映画」と吐き捨てるよう

『ビデオランド レンタルビデオともうひとつのアメリカ映画史』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて、ダニエル・ハーバート『ビデオランド レンタルビデオともうひとつのアメリカ映画史』(生井英考・丸山雄生・渡部宏樹 :訳/作品社)のレビューが公開されました。

薬物への認識を変える衝撃の真実【レビュー】『麻薬と人間 100年の物語』|朝日新聞デジタル/好書好日/じんぶん堂

朝日新聞デジタル、好書好日のじんぶん堂にてヨハン・ハリ『麻薬と人間 100年の物語 薬物への認識を変える衝撃の真実』(福井昌子 訳/作品社)のレビューを寄稿しました。

サメ映画大全|レビュー

ダ・ヴィンチニュースにて『サメ映画大全』(知的風ハット/左右社)のレビューが公開されました。 サメ映画大全 知的風ハット(著/文) 発行:左右社 ISBN978-4-86528-034-0

レビュー|いとしの〈ロッテン(腐った)〉映画たち

ダ・ヴィンチニュースにて『いとしの〈ロッテン(腐った)〉映画たち』(竹書房)のレビューを寄稿しました。

【レビュー】吉永小百合主演映画 『いのちの停車場』で再注目の原作小説! 現役医師が、在宅医療を通して“患者の命”と医療課題を描く!

ダ・ヴィンチニュースにて、南杏子『いのちの停車場』(幻冬舎文庫)のレビューを寄稿しました。

『いのちの停車場』原作者・南杏子さんインタビュー|旅立つ患者と遺される者に寄りそう医師の姿とは

5月21日に公開された吉永小百合さん主演の『いのちの停車場』の原作者・南杏子さんにインタビューした記事がwebサイト「ほんのひきだし」にてアップされました。

深淵をのぞく時、 深淵もまたこちらをのぞいているのだ|【レビュー】『皆殺し映画通信 地獄へ行くぞ!』

深淵をのぞく時、 深淵もまたこちらをのぞいているのだフリードリヒ・ニーチェ  別に『善悪の彼岸』を引くことにあまり大きな意味はないのだが、日本映画の深淵をのぞき続ける特異な映画本『皆殺し映画通信』の最新刊が出た。副題は“地獄へ行くぞ!”である。8冊目となる今回でもうすでに地獄めぐりは終わっていたと思っていたが、どうやらまだ地獄の入口にすら立っていなかったようだ。 『皆殺し映画通信』は映画評論家の柳下毅一郎氏が2012年12月から始めた同名の有料webマガジンである。知ら

【レビュー】生き延びるために何を諦めるか? アカデミー賞最有力『ノマドランド』の原作本から見えるアメリカンドリームの嘘

ダ・ヴィンチニュースにて 映画『ノマドランド』の原作本『ノマド 漂流する高齢労働者たち』(春秋社)のレビューがアップされました。 映画はパンフレットが制作されていないので、映画の背景を知らいたいかたにはおすすめの一冊です。

『インターステラー』においては確実に分かっている事はマシュー・マコノヒーの演技についてだけ|【感想】『すごく科学的 SF映画で最新科学がわかる本』

ライターのリック・エドワーズと科学ジャーナリストのマイケル・ブルックス二人がSF映画の作品から科学について解説する。 まずメッセンジャー風なレイアウトの会話からテーマが始まるが英国的ブラックジョークの応酬で思ったほど笑えない。 しかし本文はすこぶる刺激的。 『オデッセイ』では現実世界での火星への人類進出の進捗や、映画でも重要なプロットだったスイングバイ航法など具体的な技術解説。 『ジュラシックパーク』では恐竜の最新の研究からカオス理論について 『インターステラー』ではブラック