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書評とかレビューとか

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これまで各媒体で掲載された書評や本のレビューなどをアーカイブしております。
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#小説

書評とかレビューとかの目次

レビュー、書評に取り上げた書名を五十音でINDEXにしました (2024.3.29更新) ◆あ◆『アウトロー・オーシャン 海の「無法地帯」をゆく 上・下』イアン・アービナ『あかんやつら―東映京都撮影所血風録』春日太一『アニメーションの女王たち ディズニーの世界を変えた女性たちの知られざる物語』ナサリア・ホルト『アメリカは食べる。』東理夫『アランの戦争 アラン・イングラム・コープの回想録』エマニュエル・ギベール『ある犬の飼い主の一日』サンダー・コラールト『イエロー・バード』

ドン・ウィンズロウ『終の市』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにてドン・ウィンズロウによるダニー・ライアン三部作の最終作『終の市』のレビューが公開されました。 前作『陽炎の市』のレビューはこちら

直木賞受賞作『ともぐい』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて第170回直木賞受賞した河﨑秋子さんの『ともぐい』のレビューが公開されました。 河﨑秋子さんへのインタビューはこちら

ダイナ・フリード『ひと皿の小説案内』|レビュー

ちょっと前に出た本ですが、紹介したかったのでダ・ヴィンチwebでレビューを書きました。 ダイナ・フリード『ひと皿の小説案内』(阿部公彦:監修・翻訳/マール社) 『ひと皿の小説案内 主人公たちが食べた50の食事』 ダイナ・フリード/株式会社マール社 定価 1,850円+税 内容紹介などは下記マール社公式サイトからご覧ください

『歌われなかった海賊へ』逢坂冬馬氏インタビュー|ダ・ヴィンチWeb

ダ・ヴィンチWebにて、最新作『歌われなかった海賊へ』著者・逢坂冬馬さんへのインタビューが公開されました。 『歌われなかった海賊へ』 逢坂冬馬 早川書房 2,090円(税込) 『同志少女よ、敵を撃て』著者・逢坂冬馬さんインタビュー

『ある犬の飼い主の一日』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて、サンダー・コラールト『ある犬の飼い主の一日』(長山さき訳/新潮クレストブックス)のレビューが公開されました。

翻訳家・黒原敏行に訊く故・コーマック・マッカーシーの凄み|インタビュー

 2023年6月13日に亡くなられたアメリカの作家コーマック・マッカーシーの作品を長年翻訳されてき翻訳家・黒原敏行さんへのインタビューがリアルサウンドwebにて公開されました。

ドン・ウィンズロウ『陽炎の市(まち)』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて、ドン・ウィンズロウ最後の長編、ダニー・ライアン三部作第二作『陽炎の市(まち)』のレビューを寄稿しました。

ニック・ホーンビィ『ハイ・フィデリティ』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにてニック・ホーンビィ『ハイ・フィデリティ』(森田 義信・訳/ハヤカワepi文庫)のレビューが公開されました。

小川哲『君のクイズ』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて小川哲『君のクイズ』(朝日新聞出版社)のレビューが公開されました。

『グレイス・イヤー』著者キム・リゲット|インタビュー

リアルサウンド・ブックにて、話題の小説『グレイス・イヤー 少女たちの聖域』(早川書房)の著者キム・リゲットさんへのインタビューが公開されました。

中島京子『やさしい猫』|レビュー

ダ・ヴィンチwebにて中島京子『やさしい猫』(中央公論新社)のレビューが公開されました。

1960年代、黒人少年が更生施設で受けた暴力とは? 全米で話題『ニッケル・ボーイズ』が突きつけるアメリカの現実

webサイト「リアルサウンドブック」さんに書評がアップされました。

人生を折り返した自分にとってすべてが儚くてとても美しい。|『百年と一日』柴崎友香

 数年前、北海道のとある町の病院前で雨の中バスを待っていた。バス停にはアルミのベンチが備え付けてあった。そこには帽子をかぶり白いマスクをした年老いた男性がベンチに座っていた。 「こんにちは」と声をかけると男性は視線だけを向け、僕の固定された右手首に目を落とすと「こらどうしたんですか?」といって小さな目を少しだけ大きくして顔をこちらに向けた。 「骨折しちゃいまして」そうと言うと、男性は「そうですかお大事に」と表情を崩さずに小さく頭を下げた。 「病院の帰りですか?」 言葉をかける