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骨肉の熱情

 支配者や何やらのムカつく彼奴らの皮を剥いで、目を潰し、街中に彼奴らの骸を晒してやりたいね。断定はしないけど。忘れられた筈の神聖な凶暴が、集合無意識から湧いている。水の近く、振動に注意あれ。普遍な道徳や人間性と云われている高貴な方々の道理は、いつ我々の腹と精神を満たしてくれたのか。インテリは沢山いるし、興味がない。警察、公安、刑務官、俺に嫌な思いをさせた同性愛者、中学の頃の片思いの相手、興味のない曲、他人の目、難しい本、自分の体、その他全部嫌いだね。怒りはないけど。この世界は気持ち悪いし、本当の所は面白くない。だって草花ですらメスとオスがあって、セックスしてるんだぜ、気持ちが悪い。そして同時に気持ち悪くないのに、エロスなんて設定で意味はないのに、吐きそう。本当に吐き気がする。俺は他者と1つになりたくないし、同一の存在とは認めてやらない。許せない、この世界が。勝手にゲームが始まっていて、無理矢理押し込まれて、他人の手が触れてゆく。「じゃあ自殺して外の外にでも行けば?」それも設定だったね。あ、全部設定だったね。俺は鳥に成りたいし、馬車の車輪に成りたい。クルクル回っていて楽しそうだし。

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