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リノベ日記-22 「RE-The Renovation Will Not Be Televised」

[Day 67] Knock On Wood 2013年7月11日木曜日

30度、いや35度を連日超えるようになってしまった。部屋の中でいるだけでも汗が止まらない。

週末35度を超える中、4階アトリエの板張りが行われた。入居者の縁で、板張りは"ナリワイ"さんによるワークショップ形式で開催され、15名を超える参加者によって板が張られた。

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ワークショップ開催を前に一つ大きな問題に気づく。

電気がない。

電気がないために丸ノコやインパクト・ドライバーなど動かす事ができない。
急遽、友人が発電機を手配してくれるも、スライド丸ノコがその発電ワット数で動くか開催日になってみないと分からない。
バックアップ電源の確保を考えて、隣のホルモン焼き屋に電気を借りる交渉をしてみることに。

お礼と言っては何だけど、ワークショップの打ち上げをホルモン焼き屋ですることを約束し、電源は確保できた。

四階は解体作業の際に床の基礎となる根太をそのまま残してもらったため、根太を新たに組む手間は省かれる。まず板材を張り付けるため、4階に板材を上げようとするも狭い階段で板がなかなか上げられない。長い板材をカットして運ぶのは勿体ないので、これまた、苦肉の策で、各階の窓から人が乗り出して板を上の階に上げていく。

一階から二階へ、二階から三階へと、上下のバケツリレー。

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安全を最優先に、この時ばかりは凹凸のない建物の形で良かったと思った。

板の表情が一枚一枚違うため、どの並びを良いかを考え設置面に合わせて切り揃えられる。
契約後、最大の人数が一部屋で黙々と汗を拭いながら板を張っていく。

昼休みに風を求めて、皆がモッコクの木の下でご飯を食べている風景。通りすがりの人、全員が面白い表情をして去っていった。

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夕立と呼ぶには余りに暴力的な雨が去ると、ついに物件に土足では入れない空間が生まれた。板が張られた事で、壁面の見え方も変わったように思える。フェイクの床板では決して出ない表情がそこにはあった。
世界で一つのアトリエがもう少しで生まれようとしている。

約束通りに打ち上げはお隣さんで。
肉が焼ける匂いがよく物件にも漂ってくるも、この日は食べる事が出来た。

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ごちそうさまでした。

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