定額では聴けない音楽-4
「7日間ジャケ写チャレンジ」としてバトンが回ってきたので、Apple Music、Spotifyに代表されるサブスクリプション・サービスには未登録の名盤を毎日一枚紹介します。
※2020年5月AppleMusic調べ、Spotifyには登録されていたりするかもしれません。
Gap Mangione / Diana In The Autumn Wind
ギャップ・マンジョーネのこのアルバム、J・ディラは当時いくらで買ったのだろうか?いつも気になってしまう。
Slum Villageの大名曲「Fall in Love」の元ネタとして有名な「Diana in the Autumn Wind」収録のこのアルバムもサブスク未登録。
10年前、1万円以下でレコード屋で売っているのを見て、小一時間悩んで購入した一枚。現在はさらに価格が高騰しているみたいだが、このアルバムを聞くたびにレア盤は名盤なのかという疑問が湧いてくる。
アルバムとして統一性が全くない。一曲目の「Boys With Toys」はタリブ・クウェリの「Shock Body」にサンプリングされた強烈なホーン、疾走感が溢れるローズの印象が残る。そして2曲目はこのアルバムのメインディッシュ「Diana in the Autumn Wind」。イントロ部分をMuroがサンプリングに使い、J・ディラのトリビュートコンサート「Suite for Ma Dukes」では、原曲と「Fall In Love」を混ぜて美しくオーケストレーションされた。
カリプソ仕立ての「St.Thomas」、ピアノトリオによるビートルズの「Yesterday」、そしてアルバム収録曲の中で一番良いのがサイモン&ガーファンクルのメドレーなど...。雰囲気聞きのコンピですらもっと統一感を作れるはず。ただ、ビートメーカーからすると一枚で色んな音色、音像が切り取れて楽しめる一枚なのかもしれない。個人的にJ・ディラは1ドルで買ったと思っているアルバムなのだが...
ちなみに「スティーブ・ガッド」の初録音作というの小ネタも効いたアルバム。
是非、サブスク解禁されたら統一感のなさに苦笑しながら聞いてもらいたい。
<7日間ジャケ写チャレンジ概要・ルール>
好きなレコードやCDのジャケットを毎日1枚、7日間SNSに投稿します。そのレコードの説明をしても、しなくてもOK。投稿毎に、友人や知り合いにこのリレーへの参加をお願いするというルールです。(もちろん、バトンを受け取るかスルーするかは自由です)
#7日間ジャケ写チャレンジ
#7daysRecordCoverChallenge
#Day4
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