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リノベ日記-25 「RE-The Renovation Will Not Be Televised」

[Day 104] Is It A Crime 2013年8月12日月曜日

またもや解体した破片が部屋に散乱するようになってしまった。

もう見慣れたと言っても良いかもしれない。当たり前のように、現場に置いていた荷物は粉塵まみれになっている。しかし前回に比べ、汚れたものは後で拭けばいいや、と簡単に受け入れられるようになった。

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解体の際に空いたダクトスペースの大きな穴が埋まろうとしている。今後のレイアウトを考えると簡単に埋めるだけでは強度が心配。鉄筋を入れて補強してもらう。地下に陽が差さなくなったため、あの鉱山遺跡のような雰囲気が少しなくなった。陽が入る事を気にいっていたため残念でもある。

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階段から部屋へのアプローチも、脇に残っていたブロックを解体したため、かつてない開放感になっている。この開放感を残しておきたかったけど、防火区画のためにまた仕切り直すことが決まっている。この防火の概念にかなりの時間とお金とデザインを取られた気がする。しかし、全ては万が一の事に備えて。本当に万に一つのことが起きた時に責任を取るのは自分。ここからは常にそういうこと。そう自分に言い聞かせて、納得するしかない。

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機会があれば安全とデザインのバランスについて、色んな建築家やデザイナーに考えを聞いてみたい。分かり切っている事なのに、まだ納得出来てないみたいだ、自分。

もしかして、「安全の上にデザインがある」と当たり前の顔して言い切られたりするのかな。


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