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KAKULULU 6.5周年が終わって

11/3(火・祝)にKAKULULU初のオンライン・フェス「KAKULULU6.5周年オンライン・フェス」が無事終了しました。配信監修をして頂いた「STUDIO Dede」さん、出演者の皆さん、そして、配信を観て頂いた皆様、改めてありがとうございます!

それこそ渋谷/新宿ではない「池袋の東側」で、この形でフェスとして出来たことを誇りに思います。「AARON CHOULAI Raw Denshi SEXTET」で、仙人掌さんが「池袋はいつも西側で遊ぶことが多いんだけど、東池袋にこんな素敵なお店があるのは知らなかった。これからも遊びに来たいと思います」という言葉が全てを代弁してくれた感覚です。

思えば、人と音楽をここ東池袋の小さなお店にどれだけ持ち込めるか、がここ数年テーマでした。特段と音が良いわけでもなく、いわゆるライブハウスでもない、「カフェ」というカテゴリーの中で何か特殊な物を作り出せればと動き続けていた結果が実った日でもあります。

今回のフェスで自分が意識したのは、いわゆる「歌モノ」の比率を半分以上にすること。そして、KAKULULUの強みである2階と地下という二つのスペースで表情をガラッと変えること、その表情は本当に「STUDIO Dede」の皆様によって完璧に仕上げてもらいました。

Dedeの吉川さんがお店の常備してあるシルバーのドラムセットを見て

「いやー絵としてはこのドラム、ギンギラで余り面白くないですねー。グレッチのヴィンテージのドラムセット持ってきますんで、それにしましょう!」

とまずドラムセットが差し替えに。
その後、地下のステージ・ピアノを見て

「何かサイバーな感じがするんですよ、皆がピアノ音色を捨てるならフェンダー・ローズを持ち込みますよ!」

とフェンダー・ローズを持ち込む事に。前日15時に始まった仕込みはテッペンを超えて朝6時までかかったようです。照明、カメラ、など全てが作り込まれた空間に。強いていえば、地下はジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディ・スタジオ」、2階は「NPR タイニー・デスク・コンサート」のように。自分の憧れの空間に生まれ変わった瞬間、「これは勝った!」と謎の勝利宣言が口から出てました。

オンラインでフェスをするために、7月には動き始めてました。一番最初にDedeの吉川さんと打ち合わせした際「大体、何枚ぐらいのチケットの売り上げ数をみているか?」と聞かれ、お答えした「予想数」。配信結果はその見込んだ数を少し超えた数字になりました。
ただ、いくら頭で「配信ライブはその特性上、前日と当日でチケットが伸びる」と判っていても、配信日の数日前まで二桁だった時は、本当に混乱状態。リアルなフライヤーを製作して、友人のお店で配って貰うために遊びに行き、翌日とんでもない二日酔いの繰り返し(自業自得ですが)オンラインなのに足で稼いで、身も心も削った感覚です。

当日は、出演者の皆様がSNSに書いて頂いたおかげで、リロードする度に販売数が伸びていき、配信当日の夕方には最低ラインを超え一安心。ツイッターでは「#KAKULULU6half」というタグで、リアルタイムで共有をしていたおかげで、無観客ですが、会場でも手応えを感じる事が出来ました。「配信ライブなのに音が良すぎる!」「普段こんなに近づいて見ること事ができないので嬉しい」などなど。

意外なのは長時間配信で全編リアルタイムで見る人はいないと思っていたのですが、余りのクオリティで最初から最後まで見てしまったという方が多かったこと。これは本当に嬉しい反応でした。

「Studio Dede」さんは、ミュージシャンは演奏する場所がなければ、レコーディングもする場所もいずれなくなると考えていて、演奏する場所を守るために今回のフェスは金額面などでとても甘えてしまいました。そして、出演者の皆様もKAKULULUのためという事で、こちらも同様に甘えてしまってます。これでは「プロフェッショナル」ではないですし、配信がデフォルトになる「新しい日常」には移行できません。この件は、未だに模索が続いてます。

今回、感染予防対策としてまずマニュアルの製作、密にならないように近隣の区民集会場を借りてそちらを控え室に。マスク直用の義務付け、オリジナル・マスク配布をし、そちらが関係者パス代わりに。そして、演奏会場には、演奏者/撮影者以外の立ち入りを禁止に。


現在出来る感染予防を講じ、開催後二週間で体調に異常がある報告はなく真の意味で無事に終わる事が出来た時、本当に安心しました。ただ、これは単純に「運が良かった」と考えております。願わくば、来年の周年は通常通りのドンチャン騒ぎ出来る日になっていることを。

改めて、君島大空 × 西田修大(feat,石若駿)、大友良英 × 加藤一平、石若駿SONGBOOK TRIO 、TAMTAM、伊藤ゴロー×ロビン・デュプイ×角銅真実 、AARON CHOULAI Raw Denshi SEXTET、松丸契 × 井上銘、RS5pb、aqubi (feat,高良真剣)、Radio-Acoustique、という強力なラインナップになった出演者の皆様ありがとう!
全てがお薦めのベスト・ギグです!
フライヤー/イベントのロゴデザインをしてくれた宮川雄気さん。マスク・デザインをしてくれた永易直樹さん。当日のオフショット撮影を担当してくれた衣斐誠さん。フライヤーを置いくれたお店の方々、フライヤーを配って頂いた皆様。スタッフのヤスさん。そして、配信担当をして頂いた「STUDIO Dede」クルーに感謝です!

KAKULULU6.5周年オンライン・フェス」を見て頂いたお客様も、そしてまだ見てないお客様も、配信は「12月10日 木曜 23:59」まで、まだまだ見れます。そして今からでもチケット買えます!

沢山のお客様からDVD化、CDなどの音源化の要望が来ておりますが、現時点では未定です。今のうちにアーカイヴを穴が開くぐらい観てもらい、目に焼き付けておいてください。

最後にこのオンラインフェスのキッカケになった石若駿さんが
悠さん!7周年、8周年などは有観客でやりましょう!そして7.5周年など「○.5」が付く時はオンラインでやりましょう!
と恐ろしいこと言ってました。


えー。またやるの!?

(All Photo by Makoto Ebi)

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سوپاس
93
85年、西ドイツ・ボン生まれ/東京育ち 文化学院卒。東池袋カフェ「KAKULULU」店主。2013年自身の表現の場を持つことを考え始め、長年の夢であったカフェを始めることを決意。築45年の建物をリノベートし2014年5月東池袋に「KAKULULU」を開店。時折、執筆/DJ。