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ラベルはわたしではない。

ラベルはわたしではない。

人はみんな違う。
人種、国、言語、出生年月日、出生時間、出生地、年齢、性別、進路、職業、肩書、趣味、好きな食べ物等々……挙げたらキリがない。

でも、それらは単に分類の1つ、属性の1つだ。
属性は貴方の一部であってすべてではない。

それらはラベルにすぎない。
丁度、リンゴに貼られた無数の付箋が「赤い」「ふじ」「良い香り」とあっても、付箋がりんごそのものではないのと同じだ。

無数のラベルの組み合わせを自分と思っているのが私たちのエゴだ。
でも、ラベルを全て剥がしてみても、「わたし」は消えたりはしない。

人生をリセットするのに死を選ぶ必要はない。
私は最初からいないから。

でも、ラベルのない「わたし」は確かに在る。
それは、言葉さえも必要のない「わたし」。
それこそがわたしだ。

この世の如何なる定義や概念の及ばないわたし。
それが、わたしであり、貴方だ。

だから、自分を制限する必要はない。
誰かが用意した枠に無理に収まらなくていい。
わたしはわたしでいい。
貴方は貴方でいい。

わたしはわたし以外にはなれないし、貴方も貴方以外にはなれないのだから。


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