AD54「バラエティプロデュース・ララバイ」

[水道橋博士のメルマ旬報 vol.249 2020年12月発行「テレビの果てはこの目の前に」より]

大切なことを言うとき、人は慎重になるし緊張するから、つい婉曲にあやふやにぼかしてなんなら謎かけのように言ってしまったりする。
でも本当は大切なことはそのことこそはっきりくっきり平易に言うべきなのだ。
じゃないと大切なことの大切な部分が伝わらなかったりする。
それはとても悲しいことだ。

眠い時、ちょっと寝ると復活する時と、ちょっと寝るとより眠くなる時の違いって何なのだろう?この違い、ちょっと寝ようとする前にこそっと教えてくれるといいのだけど。

うー、時間が無い。時間が足りない。
でも昔から時間など有ったためしが無いのだ。なぜならギリギリにならないとやらない(やれない)から。
てことは自分がギリギリやれることはそんな有限なギリギリの時間の中でどこまで行けるか?ってことだけだ。
きっと人生なんてのもそんな感じで終わるんだろうな。

やばい、自分に負けそうな自分がいる。
ここを越えられるかどうかというギリギリの線をギリギリのスケでやっている。
そんな連休中日の夜は、BGMはPrinceのシャッフルだ。

そういえば22年前の1998年11月23日勤労感謝の日は初めて総合演出した『爆笑問題の勤労感謝TV』というテレビの裏側紹介の祝日4時間特番だった。
そして2020年11月23日はそんなバラエティ番組の制作システムの論文をずーっと執筆している。
やってる勤労の本質は変わらないだ。

今日は疲れたから早目に寝ようって思ってるのに23時を過ぎてる時の悲しさよ。
で、朝起きた時にすでに疲れてる時の擬かしさよ。

大事なことが相手に伝った上でそれでも相手がNGならある意味それは仕方がないのだが、大事なことが相手に伝わらないから相手がNGな時はとても虚しい。
それは、それが大事なことだと相手にはわからないのか、相手には大事なことではないからか、その大事さを相手に伝える技量が自分にないからなのか。

『釣りキチ三平』学生の頃、全巻揃えるの目標にしてたなあ。
谷口高雄さん、ご冥福をお祈り致します。

アルバム『ムーンライダーズの夜』から25年!!
自分的にはTBS入社して2年目で、あまりの仕事量と過酷さと休み0でのAD時代で、Dになかなかなれず、先も見えず、鬼の上司で、まさに死にそうな(殺されそうな)時だった。
このアルバム何回も聴いて、なんとか命と精神を繋ぎ止めてたなあ。

さて、修論提出期間まで1週間を切り、自分的非常事態宣言を2週間前からやってきたけどまだ先は見えず予断を許さず。
逡巡と躊躇が自分の執筆を遅らせる。
若い頃にはある意味もっと傍若無人だったのになぁ、いつのまにかいろんなことを気にする(気にしすぎる)人間に(悪い意味で)老成してしまった。
そんな中、仕事はいよいよ年末感も重なり、年末恒例のバタバタと案件が舞い込んでくる(嬉しい話だけど)。
修論、12月新刊、1月新刊、3月新刊、12月特番、新番組、新ビジネス、取材、配信。
やれるか、やれるのか。
でもこーなると、ガタガタ言ってる場合じゃなく、修論をまずはやりきってしまわないと。

キンコン西野亮廣さんと映画談義。『えんとつ町のプペル』の公開目前、現在の心境と人生を動かした数々の映画の話を聞きました!相変わらずおもしろい!!この模様は週プレ連載『Moving Movies』にて https://www.instagram.com/p/CIDHAuuDHum/?igshid=ndlcniqiivf5

たしかにそうだ!
自分の場合は、三つ目が「相手が好きor相手をよく知らない」も加わるかな。よく知らないから、いい人か悪い人か判らんからやってみようとなる(で、時に後悔する)。
でも知ってる人とばかりやってると拡がらない気がするし。 https://twitter.com/TAKAHIRO3IURA/status/1331763247121219584

明日と明後日で修論をいよいよ終わらせなければ。
なぜなら、やりたいことがいっぱいあるのだ。
やりたいことがいっぱいあるって、そんなしあわせなことはないって、最近つくづく想う。
やりたいことをやれるだけやって、やりたい人とやりたいことやって、人生なんて、それで、はい、おさらばなのさ。

今日学んだこと。研究には研究と研究のふりしてる研究があり、学者には学者と学者のふりをしてる学者がおり、教育には教育と教育のふりをしてる教育があること。
若い頃はふりでもある意味、何かを学べるだけ意味はあるのだけど、歳を重ねるとふりだけしててももう意味はあまり無い。人生で何を学ぶか?

『最速で身につく日本史』角田陽一郎著(アスコム刊)『最速で身につく世界史』から構想5年。
縄文時代からコロナ禍まで日本の通史が最速でわかる!いよいよ12月18日発売です!
帯文はロンブー淳さん!ありがとうございます!
皆様ぜひ!!

修士論文、提出期限ギリギリでなんとか提出できました。
とてもとても勉強になりました。
そしてそれは終わりでは無く、むしろ始まりなんだってこともわかりました。
てことで、ひと月前に出した自分的緊急事態宣言解除です。
いろいろ進めなくては!!ご連絡滞っていた皆様申し訳ありません!

日曜日夜のfor instanceの配信ライブ、最高だった!!
だけどこのバンドはやっぱりダブルドラムの圧倒的音圧の中で白井番長のギター鳴きをその場でビシビシ感じたい!!

フジテレビの田部井一真監督のドキュメンタリー『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』素晴らしかった!
言葉と生き方と歩み続けること。これ今の僕たちが絶対観た方が良い映画です。

最近、何かがわかりかけてきてる気がする。
その何かとは、何かのだいたいはだいたいよくわからないということ。
いいも悪いも正しいも間違いも好きも嫌いもない。
というかいいも悪いも正しいも間違いも好きも嫌いも流転する。
その瞬間にそう思ったってことでしかないみたいだ、よくわからないけども。

むしろいいって感覚を覚えると何でもいいってことになる感覚。
とても不思議な感覚。
その瞬間の稚拙さも不快さも悲しさも、それが存在してるということ自体がむしろ自分の存在証明なわけで。
自分の存在が消えればその瞬間の稚拙さも不快さも悲しさも消えてなくなるわけで。
その想い自体が生きてる自分。

今日はマネージャーになりたいという大学生の相談に乗る。
そのあとたまたま同じ場所であるタレントさんのマネさん達と打ち合わせだったので、せっかくなんで同席させてもらう。
かなり実践的なマネジメント打ち合わせ、同席した若人はきっと仕事のおもしろさと大変さを同時に感じたのでは無いだろうか。
なんにせよ何かをやりたいって若者は素晴らしい。
それがたとえ夢想であっても稚拙でもピュアに応援したい。
夢を壊したくないしだからこそ現実も伝えたい。
それを知ってその人がどうなるかはその人次第だし、世界がこの後どうなるかなんて未知数だし、結局歳取ると最早応援くらいしか出来ないからね。

村本篤信著『ロジカルメモ 想像以上の結果をだし、未来を変えるメモの取り方』
読むと自分が普段何気なく実践してる方法がわかりやすくメソッドとして書かれている良書。
章タイトル「メモで結果を引き寄せる」「メモで未来を変える」は本当その通り!

坂本龍一配信ライブ「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 12122020」。
部屋にいるような、海辺にいるような、廃墟にいるような、草原にいるような感覚。そこで教授のピアノを聴く。

毎年書かせていただいてるアジカンのゴッチ主催のonly in dreams の2020ベストアルバム、いろいろ考えた末の10作品とコメントを送信。
音楽だけじゃなく、このコロナ禍で自分が聴きたい見たい触れたい作品が変化したことに気付かされる。
新しいモノコトより懐かしいモノコトに心が動く。それは懐かしいだけじゃなく再発見と再認識の連続。

調子が悪いと調子よ戻ってこいっていつも思うけど、いざ調子がよくなってくると、なんか悪いことが起きそうな気がしてふと不安になったりもする。
そしてその不安が調子を実際に下げるような気がする。てことはどうすればいいのだ?調子にいちいち乗らない、調子をいちいち気にしないってことなのかな。

なんとなくよく思うのだけど、人工スキー場のザウスが1993年船橋にできた瞬間が、日本のいろんなこと(文化、経済、暮らし、技術、流行、勢い)のピークだった気がする。(あくまで個人的見解)

オシロにやってきた。コミュニティとコミュニケーションについていろいろ話す。
https://www.instagram.com/p/CI3IYQZjvHe/?igshid=17xf3y60fx95i

こういう遊び心があるレイアウトの企業のエントランス増えたなー。
初訪問するときの楽しみの一つ。 https://www.instagram.com/p/CI75BgODjBa/?igshid=153b2z9s07jr7

発注って、連絡してすぐレスポンスある方にやっぱ頼んじゃうよなあ。
その反応の速さって実際作業が進んでからもだいたいそういうものだから。
それはそうとプロデュース案件が結構立て続けにやってくる。
来年はプロデュース業をちゃんとやれ!って御告げなのかな。
進めたい執筆と研究があるのだが。

明日には待ち遠しい明日と来て欲しくない明日があるさね。
まあどう思ってても明日は来るんだけども。
なので寝よう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?