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AD20「13の未来地図 フレームなき時代の羅針盤」

みなさんは、これからの未来を明るいと思っていますか?
それともこれからの未来を暗く不安なものと感じていますか?

未来を不安に思っている人たちの多くは、最近の身の回りの暮らしや、学校や職場や社会や日本や世界で起こっている数々の事件や出来事が、今まで予想もしなかったような状態で起こっているからではないでしょうか?

つまり、“なんだかよくわからない”ことが起こっている、だから未来はわたしたちにとってなんだか得体の知れないものになっているのかも知れません。
もしそうだとしたら、その予感は当たっています。

今、わたしたちは、人類が今まで経験してきた歴史上の様々な変化の中でも、最大級の変化かも知れない“なんだかよくわからない”変化に遭遇しているのです。
“なんだかよくわからない”から不安なのです。

ならば、その“なんだかよくわからない”変化とはなんなのか?を知ってみよう。
僕はそう考えて、新しい本を書きました。
3月16日に“ぴあ”から発売予定の新刊『13の未来地図 フレーム無き時代の羅針盤』は、未来の変化を解き明かすための、まさに未来の地図を目指しました。

その変化とは、ずばり情報革命です。
情報革命?
それならなんだかだいぶ前から聞いたことあるし、そんなのただの技術の進化なんじゃないの?
買い物を商店街でしていたのが、スーパーマーケットになって、今やアマゾンで買うようになったような・・・。
手紙がファックスになって、今や電子メールになったような・・・。電話が携帯電話になって、今やスマホになったような・・・。
白黒テレビがカラーテレビになって、デジタルになって、今やAbemaTVになったような・・・。

はい、確かにそうです!
いや、実は全然違うのです!!

はたから見たら、これらは技術の進化です。でも実はそれ以上に概念自体の進化なのです。
概念自体が変化してきていることにより、今までの社会で通用していた既存の構造=慣習、ライフスタイル、教育、会社、政治、経済といった様々なものがことごとく変化してきているのです。このような今まで私たちが信じて疑わなかった様々な構造=フレームがことごとく変わってしまったら、一体どうなってしまうのか?

ひとつひとつの技術の進化は、それらのフレームがしっかりしていたのなら、そのフレームの中ではしっかり機能します。しかしそのフレーム自体が変化しているとしたら、その変化をフレーム内の技術の進化としてだけ享受しているだけでは、どう世界が変化しているのか、実は全然わかっていないのではないでしょうか?
そして今わたしたちが感じている“なんだかよくわからない”という感じは、まさにこの概念の変化が”なんだかよくわからない”からなのです。

なんだかよくわからないならば、いっそのことそのなんだかよくわからない場所に踏み込んで、その場所を解き明かす地図を作ろう!

今までのフレームが無くなる時、わたしたちの未来はどうかわるのか?
それをこの本では具体的に解説しています。
僕は長年テレビでバラエティ番組を作ってきた人間なので、特に科学技術の専門家でもなければ、社会科学の研究家ではありません。
でも、長年テレビを作ってきたからこそ、専門家の方や研究家が言っていることの本質を、わかりやすく伝えることはできると思っています。

この本はそのために書きました。
今までの○○は、ぶっちゃけどう変わるのか?
それを以下の13の項目に分けて解説した、まさに13の未来地図です。

01 『モノ』は『情報』に変わる
02 『肩書』は『タレント』に変わる
03 『上司・部下』は『師匠・弟子』に変わる
04 『組織』は『バンド』に変わる
05 『イデオロギー』は『ユーモア』に変わる
06 『分析』は『情緒』に変わる
07 『思考』は『身体』に変わる
08 『広告』は『告広』に変わる
09 『知識』は『知性』に変わる
10 『お金』は『信用』に変わる
11 『消費』は『体験』に変わる
12 『デジタル』は『アナログ』に変わる
13 『フレーム』は『ヴォルテックス』に変わる

この13の解説は、まさにそんな“なんだかよくわからない”未来の中で、生き方の方向を指し示してくれるような羅針盤になると思います。
この羅針盤を片手に、これからやってくる未来を渡っていこうではありませんか?
そうすれば、わたしたちの未来は、きっと明るいはずです。
つまり、未来が明るくなるのも暗くなるのも、わたしたち次第なんです。
3月16日に“ぴあ”から発売予定の角田陽一郎の新刊『13の未来地図 フレーム無き時代の羅針盤』。みなさんぜひ読んでみてください!

[水道橋博士のメルマ旬報 vol.147 2018年2月20日発行]

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