第103段「エンタメという人生のバッファ」
今日の『本を書きたい人の個別相談会』での話。
忙しいとは余分の時間と精神の余裕が無いことであり、新たな案件をやること自体が難しくなる。
忙しさの中で精神力が鍛錬されるってことは勿論あるけど、忙しいと新たなチャレンジや自分のステップアップ自体は阻害される。
バッファがあるからそこから新たな発想や企画や人間関係が産まれるのだ。
情報を過不足無く受け取り段取りをスムーズに処理することが、仕事や勉強や人生の最適化だと思われがちだけど、余分な情報、いらない感情、時としての遠回りが、その人の感性を磨いたり経験が培われて、結果仕事や勉強や人生の奥行きになる。
深さが無い人生や浅い作品は退屈で空虚でつまらない。
情報を過不足無く受け取り段取りをスムーズに処理することが、仕事や勉強や人生の目的になると、それは人間じゃなくて機械やAIでよくなる。社会や会社の歯車として効率よく回されやがて摩耗することが人生の最適化なのか?
僕はそれに抗いたくてエンタメという人生のバッファを生み出したいんだと思う。
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