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第200段「退屈な世界は嫌だ」

美術展と美術館が好きでよく行く。
でも今日ある展覧会に行こうとしたらだいぶ行列待ちで、挫折した。

運営を考えるとそりゃお客さんが多い方がいいんだろうけど、行く方としては混んでる美術展、すごく苦手だな。
単純に静かにゆっくり観たい。
むしろ空いてる方がいい。
他のイベントごとは、ライブとか祭りとか公演とか混んでることにはまだ耐えられるけど、美術展は本当に耐えられない。これどうすれば??

つまり集客と採算だけで美術展を開催することは、結果的に本当の“美術好き”を育まないと思う。
集客と採算を(あまり)考えないキュレーションでもやっていける美術館&美術展をどうやっていくか?
これ文化を生み出す&育むために考える必要がある。
ヒット重視とお金重視だけだと文化が廃れるし、そもそもそんな文化は退屈。

で、本当はこれあらゆる文化活動に言えるのかもしれない。
書籍、動画、演劇、音楽。
沢山の人がいいと思ったから、自分もいいと思った。
そんなモノコトだけになったら、世界はとても退屈だ。

少しの人しかわからないモノコトでも、むしろそんなモノコトだからこそ、僕はその魅力を知りたいし、知るとそれこそドキドキするんだよな。

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