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第151段「負け方」

今日の話。何回も続く折衝ごとの時、今日の回が負け戦だとわかったら、負けまいと努力してさらに追加説明してボロボロになるより、さっさと負けを認めて相手に主導権を渡してたくさん話させて、次回につながるような相手側のデータを収集するに限る。そのデータで次回以降の戦略が立てられるから。

つまりどうせ負け戦だとしても、負け方というのがある。負け方が上手いと、それで傷を負ってもくたばらないし、むしろ次の勝ちに繋げられる。負け方が上手くなるには、実際に負けを経験するしかない。負けた経験をしないと、負けてる瞬間には自分の理性が感情でふらふらになることを想定できないから。

いい歳しても負け方を知らない大人がいる。
若い人が知らないのは致し方無いとして、大人で知らないのは厄介だ。
自分の戦法を(負けてるのに)押し通すから。か、負けてるのを認めないから。
か、負けてるのを逆恨みするから。
ちなみに自分は大人になってから結構負けてるから、退却戦には自信がある笑

さらにちなみに(本当は)勝ち方にも実は上手下手がある。勝ち過ぎると良くない。局地戦で相手を完膚なきまでに叩きのめす人がいる。でも結果、恨みしか買わないし、妬みしかやってこない。すると次の勝ちが結果遠のいてトータルで負けることになる。大事なのは相手が赦せる逃げられる余地を作ること。

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