見出し画像

第252段「会話の距離」

会話ってのは双方が寄り添わなければ本来成立しないものなんだ。
その姿勢自体が伝わらないと内容以前に会話がぎこちなくなる。
さらにそれがSNSだとお構いなしに自分の言いたいことを言ってるだけだったりになる。
リモート会議だと間がつかみにくいから議題だけ淡々とこなして、はい終わりってのも多い。

相手が話したいことと自分が話したいことと相手が聞きたいことと自分が聞きたいことと、そのどれでも無いこと。
実はそのどれでも無いことから会話が弾んだりすると、会話は楽しくなるし有益になる。
その機会が無い会話なら、むしろ会話しない方がいいんじゃ無いかとさえ思う、ギスギスするか無味乾燥になるから。

質問と回答がビシバシハマってるような、なんの遊びもないような会話なら、そこから何かが生み出されないなら、その会話は(僕には)なんかおもしろくないし、別に積極的にしたくもない。
遊びとは遊びがあるから遊べるわけで、遊びの無い会話なら、箇条書きのメモのやりとりで十分ってことになってしまう。

互いの距離が離れてる時に、互いが寄り添うってのは、どうやればいいのだろう?
どうやって遊びをつくればいいのだろう?
少なくとも箇条書きのメモを送信すればすむってことではない。
リモート流行りの昨今、そんなことばかり考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?