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「All things must pass.」

朝、起きるとiPhoneから選曲して、BOSEのスピーカーで音楽をかける。
なんとなくSpotifyのプレイリストから朝っぽいジャズを選ぶ。なんとなくvocalがあると起き抜けには耳障りだからだ。
そして午前中から東京で仕事があるときは、朝飯を食べ、風呂に入り、テキトーに身支度をして、車で出かける。
10ヶ月前に、この海の町に作業場を構えてからの日課、朝のルーチン。

そして、車でハイウェイを東京へと向かう。
カーオーディオも、そのままジャズをかけている。
今朝は久々の陽光が輝いていて、それでいて夏の酷暑も過ぎ、窓を開けて気持ち良い9月の風を感じながら、とても心地よく運転する。

すると、やがて気分はジャズだとなんだか物足りなくなって来るのだ。
そして、なんとなくvocalが聴きたくなる。
自分の魂が目覚めると、人の言葉を、人の魂を、人のメッセージを、自分の体内に入れたくなるのだ。

ボクはSpotifyからロックのプレイリストを選ぶ。
そしたら、ジョージ・ハリスンの「All things must pass」が最初に流れてきた。

全ては過ぎ去っていく
幸せも、不幸せも
全ては過ぎ去っていくのだ
愛も、そして愛のない日も
全ては過ぎ去っていくのだ

そんなメッセージを魂で感じながら、ボクは車を走らせる。
そう、全てはどうせ過ぎ去っていくのだから。

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