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第384段「この世界を、果たして自分が(自分なら)どう解釈interpretするか?」

今日ムーンライダーズを聴いていて、この世界はあらゆる事象をその瞬間どう解釈interpretするか?なんだと感じた。
マニア・マニエラ、40年前は発売中止と解釈されるほどの先鋭だったわけで、だからこそその作品は時代を超えてその都度解釈され続け、今日再解釈されて演奏される。

これはいい悪いとか、タメになるくだらないとか、おもしろいつまらないとか、あらゆることは解釈interpretでしかない。
それらをどう解釈するか?
その解釈によってあらゆる価値観は反転する。
自分がこの世界のあらゆる事象をどう解釈するか?
あらゆることが解釈次第でよくもタメにもおもしろくもなる。

そして、あらゆる創作活動はこの世界のあらゆることをどう解釈interpretするかなんだ。
そう思うと、どんな事象も創作の対象になり得るわけだ。
なんていうか、自分の創作でいえばおもしろいことを探すというより、それをどう解釈しておもしろくするか?
すると無限に作品が生み出せる気がするのです。

最近、日曜美術館で知った松井守男さん。
昨日、特別展を観た森鴎外。
今日、ライブで聴いたムーンライダーズ。
彼らの絵と文章と音楽に触れて、作品の創り方が自分の中でなんか見えた気がするのです。

この解釈interpretって、かれこれ20冊近く本を書いてきて、千回以上もテレビを作ってきて、それでもなかなか自分的にはわからなかった感覚。
なんていうか、今までは、“うろうろ探してた”という感じ。でも実は、“それはすでにそこにあったんだ”という感じ。

この世界を、果たして自分が(自分なら)どう解釈interpretするか?

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