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第156段「映え(ばえ)と態(てい)が流行る世界」

昨夜見たテレビであるネットサービスの大量スポットCM。そっか、いつの間にかサービスがこんなに変容してたのか。でもこの新たなサービスをテレビで大量スポット広告って果たしてお金2.0なのだろうか、と純粋に疑問を感じる。
新しさを標榜していたネットのサービスが結局先祖返りしてるような。
自分もそのサービス始まった時やってみたけど、始めた時からそのサービスの実態がよくわからず、そしてそのサービスに放置されたまま、現在に至る。(僕がそのサービスを理解できないだけかもしれないけど)

昔「TSUTAYAの映画レンタルみたく、好きな本のレンタルサービスってあったら便利なのに!」って言ってる人がいて「それは図書館だよ!」って突っ込んだって笑い話がある。
ネットの新しいサービス標榜してるのも、よくよく考えるとそんなのばっかな気がする。
ただネット使ってるだけで、新しいと標榜しているみたいな。(僕がその新しさに気付けないだけかもしれないけど)

映え(ばえ)と態(てい)が流行る世界。時代の寵児とか未来の革命家とかの態で映える。本当がどうであれ、それが嘘であれ、本気に見える態に価値があり、上っ面だけ映えれば勝ちになる、みたいな社会。
それでも皆が幸せならまだいいけど、そんなの長く持たない。
映えと態はすぐにバレる、すぐに飽きられる。皆がその気味悪さに薄々気付き出す。

そんな態と映えで話題にして→ネットでの新たなサービスを発表→お金が集まるor株価が上がる→でもサービスうまくいかない→また新たなサービスを発表→お金が集まるor株価が上がる。

この一連の繰り返しが資本主義なんだろうけど。だから悪いことではないし、むしろそれが正しいということで、この世界はできてるのかもしれない。
でも、僕はその気味悪さに薄々気付いてしまったから、もうそれらに組みせないし、もう後戻りする気も無いし、なので違うところを目指そうと思う。

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