vol.65 『満月の恋愛話』
角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.65 2021年1月29日Full Moon
『満月の恋愛話』
ユニバースUNIVERSE(単一の世界)からダイバースDIVERSE(多元的な世界)へ
多視点(バラエティ)でみると、世界はもっと楽しくなる。
それが角田陽一郎の考えるバラエティ的思考です。まさにいろいろなことをバラエティに多元的に多視点で紐解くメールマガジンです。
■Cm■「恋愛という戯言」
みなさま、おはようございます。新年1発目の満月です。1月も終わりになると、そんな新年感も薄れてきて、通常運転になる感じですが、ボクはといえば、コロナ禍の緊急事態宣言下で、毎日テレビを付けてもネット記事を見ても、なんていうか暗いニュースばかりか、誰かを責める言論ばかりで、なんかとても厭世的な気分になっています。なので、むしろこの感じがこれからの通常運転なのか、それともどこかでパッと晴れるのか、そんなあやふやな気分のまま、鬱々とはしています。皆さんは、どんな感じなんでしょうね?そんな中、前向きに生きていらっしゃる方、あるいはそれどころじゃないほど仕事が逼迫しているだろう医療従事者や飲食店の方々を想像するにつけ、ボクなんかはとてもとても甘いにんげんなんだろうな、ってまた恥じ入るばかりの気持ちになります。
そんなんで、この新年最初の満月に、何を書こうと考えていたのですが、今日はガラにもなく恋愛の話を書こうと思います。まあ、おっさんの戯言だと思って、お付き合いください。
■Dm■「恋愛とは妥協の連続である」
冒頭でガラにもなく、と書きましたが、今まで恋愛の話について、ボクのいろんな著作の中でほとんど言及してきたことはないです。それは、ひとつにはこんなおっさんの僕の恋愛観なんて披露したって、別に全然需要はないだろし、それ以前に若い頃からそもそも恋愛話がなんていうか苦手だってこともあります。恋愛って秘め事というか、アンオフィシャルな感覚が、ボクにはずーっとあるんですよね。学生時代にだから「○○さんが好きだ」と公言できるようなクラスメートのことを羨ましく思っていましたし、では自分が公言したいかというと、そんな気持ちは全くもってないわけです。じゃ、恋愛に興味がないかといわれれば、当然ありますし、だからと言って、じゃあ恋愛の話をしたいかというと、やはりなんとなく黙っていたいな、ってのがきっと本心なんだって思います。
映画を見ても、ドラマも見ても、なんていうかほんと昔から恋愛話は苦手なんです。なんていうか、悪く言えば、誰が誰を好きだろうと嫌いだろうとどーでもいいし、誰が付き合おうが別れようがほんとどーでもいいと思ってしまうわけで、よく言えば、そんな恋愛話はやはり秘め事として自分の中ですーっと隠し持っててもいいんじゃyないかというか、むしろ隠し持っていることを周りから許容されたいというか、他人の恋愛観にも邪魔したくないというか、まあそんな性分なわけです。
ところが、ここが恋愛のおもしろいところですが、恋愛というのは相手がいなければで成立しないわけで、自分がこー思ってるというのを一方的に押し続ければ、そもそも相手がそれに違和感を感じてしまえば、そもそもその人との恋愛関係は始まらないし、始まっても続かないんだと思うわけです。なので、つまるところ恋愛というのは、悲しい言い方をすれば、妥協の連続なんだと思うわけです。
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