第278段「無自覚的片務関係」
その人と人間関係ができると取り立ててもらえると思っていたり言うことをきいてもらえると思って近づいてきたりして、そのための人間関係を作ろうとしてくる人の浅はかさこそが、その人を取り立てなかったり言うことを聞かないことの一番の理由になることに気付かない浅はかさに、さらに嫌気を感じる。
つまり信用とは双務的なもので、人間関係とは片務的なものではないのだよ。
その人が自分の好き勝手に相手を選んでるようで、その行為自体がその相手には物凄く失礼だったりするのには、その選んでる方の人は気付かないのだ。
そしてその無自覚さこそ、無自覚故に、相手にはむしろ敏感に感じられるのだと思う。
プロデューサーやキャスティング的な作業をしてると、そう相手に思われるような行為をしがちだ。なので、そこは常に自覚して、常に敏感にしなければいけないんだと、自戒する。
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