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今すぐ君をぶっとばせ

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日々のつぶやきのマガジン。 喜びに満ちた、怒りに溢れた、哀しみに染まった、楽しみに彩られた、つぶやきを。 ムーンライダーズの名曲「今すぐ君をぶっとばせ」より。 ぶっとばす君と…
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#東大

今日から2年生。本郷に久々に登校。教室で先生や学生と談笑することの価値を満喫。なんか元気をもらえたなー。
「ちゃんと勉強しよう。勉強している限り、人間は終わらない。勉強しているとき、人間には希望がある。」←田中泰延さんの今朝のつぶやきより #角田陽一郎 #東大 #文化資源学

吉田寛准教授「デジタルゲームの感性学」おもしろい!米では映画産業と共に発展したゲーム産業。日本はおもちゃ産業で発展。なのでゲーム画面の内側重視の米と外側のガジェット(コントローラ等)重視の日本。産学連携でデータ重視の米と職人気質重視の日本。作られるゲームの発想自体が異なる。

『サスティナビリティと人文知』小島毅教授「天皇制のサスティナビリティ」講義が物凄く興味深かい。
存在の存は時間的、在は空間的な意味。
江戸時代の勤勉革命で開発された日本の原風景は寧ろ新しい。
制度の持続ではなく可塑的で柔軟なものだからこそ2000年来持続してきた「祈る王」=天皇。

今日の文化資源学。さもフラットに客観的な意見を述べてるような文章でも、その人の使う単語の選び方や言い回しでその人の思想や好き嫌いやなんなら意地悪さなどが思いのほか相手には感じられる。それを見透かされてしまうのなら、もっと自分の思想や好き嫌いが素直に伝わるような言葉を使うべきだ。

吉田寛准教授の「デジタルゲームの感性学」最高におもしろい!ゲームを通して様々な認知科学が見て取れる!テトリスを解くのは「メンタルローテーション課題」(ブロックを脳内でくるくる回す=時間がかかる)から「パターンマッチング課題」(形を当てはめる)に切り替わると上手くなる。得心!

元駒沢大学長の石井清純教授の「日本の禅思想とその展開」講義、やっぱめちゃくちゃおもしろい!菩提達磨から何代もかけて禅が確立する過程。坐禅で何も考えないとは、何も考えないように想うことではなくて、普通に考えて、その考えをつかまえないこと。そうするとむしろ脳はまどろみ活性化する。

今日の講義『サステイナビリティと人文知』味埜俊(みのたかし)社会文化環境学教授のお話最高だった。世界の中でわかることはわからないことより圧倒的に少ないのだ。そんな世界で何に価値を置くか。「日本にはグローバルな価値と違う価値を作るポテンシャルがあるけどメンタリティが無い」に痛感。

最近実感するのは、大人になってからこそ義務教育必要なんじゃないだろうか。それも一線で働いてる人こそ学ぶべき。大人になってから学んだ方が分かることたくさんあるから。もしテレビマンに大人の義務教育課したら、きっとくだらないワイドショーとかバラエティとか本心から作らなくなると思う。

ある事象に対して、ある瞬間に「あっ、わかった!」ってその世界のしくみを解りかけてきたって実感する時と、「全然わからん!」って絶望感が襲ってくる時が両方ある。つまり「わかる」も「わからない」もその時の気分や感情の調子なんだろうか?そもそも「わかる」ってなんなのだろう?

ライアン・ホームバーグ准教授「文化資源としての在日米軍基地」おもしろい!そしてとてつもなく考えさせられる。人種、ジェンダー、セクシャリティの問題があぶり出される戦争と基地という存在。日米と安保。そこから噴き出す言論とアート。そう考えると人類の必要悪なのか?絶対悪なのか?

元駒沢大学長の石井清純教授の「日本の禅思想とその展開」の講義、めちゃくちゃおもしろかったな。スティーブ・ジョブズや稲盛和夫さんが禅に傾倒した意味がわかった。悟りとはつまりリアライゼーションrealizationなんだ。

今日は朝から大学の講義の連チャンで夜は松岡正剛さんと読書会だったから都合12時間くらい勉強した。頭がクラクラ。でも勉強してみると自分なんか全然何もわかってないんだとはっきりわかる。だから人間は考える。何歳になっても考え続ける。わからないことにこそ物凄く楽しいことが潜んでいるのだ。

今日から大学スタート。学校通いを25年ぶりに始めるわけで若干緊張してるw
そう考えるとこの四半世紀の制作の仕事での他者とのやり取りは大半が交渉や折衝ごとだった。でもそれまでの学生時代は違ってたわけで、その感覚を取り戻さなくては。でないと色々交渉してしまいそうな気がする。