見出し画像

人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である_オーギュスト・コント

採用関係のお仕事している人が『現場の生の声を聞いて記事を書きたい』を理由にGWの10連休を利用してうちに体験しに来てくれています。現場は大切だと口にしている経営者の方はよくいらっしゃいますが、実際にご自身のお休みを削ってまで体現している人は初めてで驚きを隠せないまるやまです。

やはり現場に入ってみないと見えてこないことはたくさんあると思います。同じ目線になることの大切さを身を持って体験し、体現されている行動力に尊敬しております。私も積極的に真似していきたいです。

本日は、フランスの社会学者・哲学者であるオーギュスト・コントの格言を紹介します。


人間とは、パラドックスの体現であり、矛盾の塊である



イジドール・オーギュスト・マリー・フランソワ・グザヴィエ・コント
( Isidore Auguste Marie François Xavier Comte、1798年1月1- 1857年9月)
フランスの社会学者、哲学者、数学者、総合科学者。1817年からアンリ・ド・サン=シモンの教えをうけ、助手を務めたこともあったが、1824年にけんか別れした。1841年から1847年までジョン・スチュアート・ミルと親交があった。「社会学」という名称を創始し、彼の影響を受けた英国のハーバート・スペンサーと並んで社会学の祖として知られる。『社会再組織に必要な科学的作業のプラン』、『実証哲学講義』、『通俗天文学の哲学的汎論』、『実証精神論』などの著作がある。

一般に正しいと思われていることに反することがらをパラドックスいう。〈背理〉〈逆理〉〈逆説〉などともいわれる。語源的には,ギリシア語のpara(超えた,外れた,反した)とdoxa(考え,通念)の合成に由来する。

一般に正しいと思われていることがらは必ずしも一定したものではなく,社会や時代によって異なる。したがってある社会でパラドックスと考えられることも別の社会ではパラドックスではない。

この格言は人間の複雑さを表す言葉のひとつといえます。まさに、人がみかけによらないものでありその内面には、複雑なものを抱えていて様々な顔をもっているということ。

その顔は、まさに矛盾するかのようなものもあるということです。しかし、そんな矛盾するようなものも含めてひとりの人間、個性を構成するものであるということは間違いなく、現実であり事実であるということをオーギュスト・コントは伝えたいのだと思います。

最近、漫画などでもシュレーディンガーの猫がよく扱われています。人が不思議な存在であるように、この世界も不思議な存在であり、そのことを認識することもあれば、ないこともあるw

そんな不思議にであったとき、その事実を受け止められるか否か、その人の人間性が問われる瞬間になるといえるのではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?