敵基地攻撃能力を検討する⁉️

8月4日、自民党は内閣に「国民を守るための抑止力向上に関する提言」なるものを申し入れた。抑止力の向上がその理屈だ。
安倍首相はこの提言について、本格的に議論していくと述べたが、非常に残念な対応だと思う。そもそもこの提言=敵地攻撃能力は、抑止力にならないし、専守防衛のみを認める現憲法の政府解釈にも反する。日本の安全保障に悪影響を及ぼすまさに残念な政策提言である。
より問題点を指摘するならば、コロナの最中、国民意識が散漫している隙に、このような重大事項の議論を進めているという点、その根拠がまたもや共和国に設定されているという点、そして、そもそも憲法9条に違反する政策であるという点である。
憲法は国家や政府を縛る法。憲法によって政策が決まるのであって、政策によって憲法が解釈されてはいけない。まさに逆立ち政策なのだ!
8月という祖国解放の月、日本から言えば敗戦の月である8月に、今もなお、過去を反省することなく覇権的政策を具現しようとする日本政府に対し、批判の矛先を向け続けていく責務が、民衆たちに課せられていると思われてならない。正義が力であることを示す時期はすでに到来している。

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