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在日朝鮮人の法的地位について考える

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在日朝鮮人の法的地位について考える②

第二回は、在日朝鮮人の法的地位について解説する前に、今回は、外国人の法的地位について、一 般的にどのように考えられてきたかについて解説する。
簡単に整理すると、第一期→敵視主義、第二期→賤外主義、第三期→排外主義、第四期 →相互主義、第五期→平等主義と変遷の道をたどっできた。外国人は皆敵として無権 利状態におかれ、財産権ばかりでなく身体・生命の自由さえ保障さなかった第一期、外国 人をひと

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在日朝鮮人の法的地位について考える①

在日朝鮮人は、いまだ「解放」されていない。そのことは、在日朝鮮人の法的地位の問題が未解決であるところに如実に表れている。
確かに、2002年の平壌宣言や今までに行われた朝・日会談においても、在日朝鮮人の法的地位問題がクローズアップされた。そして、その解決に多くの期待を寄せている在日同胞たちは少なくない。
では、法的地位とは何のことなのか、そして、どのように解決されるべきなのか。

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