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ビジネスモデル2.0図鑑

本書について

注目されている100のビジネスのビジネスモデルを図解。
先進的でユニークな仕組みがビジュアルでわかりやすく表現されている。

ざっくり要約

これからの企業価値を上げるためには、経済合理性だけでなく創造性や社会性が求められている。技術革新を背景に、あらゆる分野で市場構造、ビジネスモデルの変化が短期間に起こるようになっているためだ。

そのようなイノベーションを生み出していくためには、人的資本、知的資本などの無形資産を確保が重要視されており、実際に投資額の比率も増加してきている。
参考:伊藤レポート2.0

また、世界的に企業活動が環境や社会へ与える影響も注目されており、SDGsやESGのような動きが活発になり、社会性の有無が企業価値を評価する上で無視できない要素になってきている。

「逆説の構造」がイノベーションを生む

永遠に続くビジネスモデルは存在しない、これからは変化の中で定説と逆説を見極め、新たな価値を継続して創造することが重要。

「逆説の構造」は、何が創造的であるのか?を考えるフレームワーク。起点から定説をとらえ、その逆説を生み出し、起点と結びつける。

ex.
一流フレンチを立って食べる手頃な料理にした「俺のフレンチ」

八方よしの考え方で感動させる

「八方よし」の概念は、鎌倉投信創業者の新井氏のもの。
複雑化した社会においては、企業経営で関わる関係者は増えており、それらと良好な関係を維持することが求められる。
企業を中心におき、社員とその家族、取引先・債権者、株主、顧客、地域、社会、国および経営者いずれかに犠牲を強いるビジネスは継続が難しくなっている。

と、雑記的に記載しましたが、きちんとした内容はこちらで全文公開されているのでどうぞ。はい、最初からそっち見ればよかったですね。ごめんなさい。


 これから求められるようなビジネスの要素を頭では理解していても、実際に形にすることは簡単ではありません。
その具体的な事例を100件もビジュアルでわかりやすく表現されていて、パラパラとめくるだけでも面白く、思考のトレーニングにもなると思います。
また図解することは誰にでもわかりやすく、アイデアを伝え共通言語化する上で有用だと感じました。
 まずは、自身の関わるビジネスや競合のビジネスを、社内で図解してみるのも面白いかなと思います。

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