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規模別「未来経営塾」03【プロダクト戦略】奇跡の商品を作って自然に売れるモノを作り出す。

営業しないと、売れないモノではなく、自然に売れるモノに今ある商品を作り替えよう。

商品やサービス自体を見直し、自社の『プロダクト』について集中して考えてみましょう!本日は価格設定のお話です。

競合との商品やサービスの違いに価格があります。
価格戦略には大きく分けると3つあります。

●相手よりも安い
●相手と同じ
●相手より高い

<低価格戦略>
どこよりも安い。業界で最安値。
実はこれが、わかりやすく、一番売れる方法かも知れません。
マーケティングやブランド戦略も「安い」という非常にわかりやすく
工夫が必要じゃ無い戦略です。

その代わり、安くするために徹底的な原価や経費の削減をしなければなりません。安く仕入れるために大量に仕入れる。大量に創る。事が必要となり、結果大量に売らなければならない。その結果、大型店舗。全国チェーンになっていきます。また経費の削減のためにオフィスや備品、環境にもお金が使えない。また社員の給料も上げれないかも知れない戦略です。

私はあまり好きになれない戦略です。低価格戦略は、なによりも業界が腐っていきます。安い。悪い。本物じゃない。宣伝が上手い。という。悲しい商品を売ることにより、業界全体を低価格競争に巻き込み、業界全体の売上が減っていく。本来、業界をリードしていくなら、その業界の価値を高めていく事が素敵なことだと思います。

<同価格戦略>
ライバル会社や競合会社と価格をそろえる戦略です。常に業界をウオッチし、同じ価格にしていく戦略です。そして、サービスで差を付けていく、付加価値や設備、特典など、わかりやすい差別化をして、業界ナンバーワンを目指します。

ここでも、他店と同じにするために大量に仕入れる。大量に創る。事が必要となり、結果大量に売らなければならない。その結果、大型店舗。全国チェーンになっていきます。また、差があったサービスや特典もダンダン似ていくのが、この戦略の困ったところです。

<高価格・高付加価値戦略>
どこよりも高い。業界で最高値。
世の中にもっと安いモノがあるのに、高いサービスや商品を売る戦略です。高付加価値をどうやって生み出すのかがとても難しい戦略です。
しかし、これが完成できると素晴らしい世界が待っています。

まずは、1店舗から経営できます。全国にも提供できます。たくさん売るのではなく、いい商品を良いサービスを、必要としているヒトに販売できます。本物の商品と本物のサービスを提供できます。儲かっていれば社員の給料もどこよりも高く出せると思います。そして利益率が高ければ、「おもてなし」にも力が入れれます。実は「おもてなし」には結構お金が掛かるのです。

そして、何よりも業界のトップになり、業界自体の価値を高め、業界を引っ張っていくリーダーになれます。

問題は、
どこよりも高い商品やサービスをどうやって創るのか?
高いモノをどうやって売るのか?
どんな付加価値を提供するのか? 
商品やサービスとの差別化?
顧客をどうやって満足させるのか? 
どんなマーケティングを行うのか?
です。

実は それを考えるのが経営者です。

まずは、他社の2倍〜3倍の価格を設定し、どうすればこれが売れるのかを考える事です。大事なのは、差が大きいことです。20%や30%高いだけでは、付加価値を上げることやいい社員を雇うことができないので、差を創りにくいです。

更に、複合サービスもあります。<低価格戦略><高価格・高付加価値戦略>そして、その間の価格で、他社よりも少し高いモノを販売する。<適正価格戦略>です。
価格を「凄く高い」「少し高い」「安い」の3つを見せて、日本人が一番好む「真ん中」を選ばせる戦略です。私は戦略的にはこれが好きです。


【規模別「未来経営塾」
01 経営戦略   :未来経営/経営の技術とノウハウを学ぶ
02 経理財務戦略 :苦手な経理財務を最大の武器と盾にする
03 プロダクト戦略:商品やサービスを見直し売れるモノ創り出す
04 マーケティング:会社と商品の魅力を伝え利益を生み出す
05 売上アップ戦略:売上ではなく利益。利益が継続し続ける戦略
06 セールス戦略 :販売戦略や営業術でトップ営業マンを創る
07 組織戦略   :未来組織。会社を高成長させる夢の組織戦略
08 人事戦略   :企業力とは人材。出来る人を雇い成長させる
09 マネジメント :経営管理。経営の過去・現在・未来を担う
10 業務改善戦略 :画期的な業務改善により利益と給料を増やす
11 WEB戦略   :ITを活用したWEBセールスとIT経営
12 グローバル戦略:地域No.1を目指すな。売上50倍を目指せ
13 おまけ出口戦略:会社の最終。企業が継続し、個人も投資家になる

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