【レポート】東京ゲームダンジョン3の振り返りと「シカクリバーシ」
遅くなりましたが、7/30(日)に開催された東京ゲームダンジョン3の振り返りレポートです!!展示作品の「シカクリバーシ」についてもどうしても語りたいので、色々書き留めます。
展示会初参加の感想
面白かった!!
ほんとにそれに尽きます。「自分が作った作品を展示する」ということ自体初めてだったのですが、まさかこんなに面白いとは……
なにが面白かったのかを言語化すると、
たくさんの人が遊んでくれる
「面白い!」と言ってもらえる
対戦したり、観戦したりで6時間ひたすらいろんな方とゲームできる
自分たちも想定してなかった戦略がわかり、理解が深まる
こんな感じでしょうか。ただこれはほんと言葉には表せないというか、現地でしか味わえない感覚で、まさに「お祭り気分」でした。これを体験してしまうと、次も参加したくなりますね。。
ただ、とてもキツかった!
2人体制だったのですがそれでも大変でした。交代で休めるとしても気を遣いますし…(3人くらいはいた方がいいのかもしれない)
6時間ぶっ続けで慣れないことをしたので、終わったあとは2人ともぐったりでした。でも楽しかったのでよし。
シカクリバーシについて
この作品は、「CHROMIX」作者のZeF君との共同制作です。
今回、「HeX Wrench」というサークルの形で出典させてもらいました。サークル活動どころか、こういう共同制作自体がお互い初めてでした。2人ともわからないことが多い中で、ゆっくりと開発を進めていきました。
さて、今回の「シカクリバーシ」のアイデアを出してくれたのはZeF君です。「オセロってマスが無くても遊べると思うんですよ」という話をしてくれたのがきっかけでした。
ではマスが無い代わりにどうするかというと、「線」を使います。
動画を見ていただけたら結構伝わるのではないかと思っているのですが、「線」を用いて石を返す手順は以下です。
盤上のどこにでも石を置ける
置いた後に、元々設置していた自分の石を選択
1と2の石を結んだ線上にある敵の石を返せる
また、持ち石の大きさもまちまちでして、最終的に石の数ではなく、石の面積の総和が大きい方が勝ちです。
遊んでみるとわかるのですが、
相手の石を好きなように置かせたくないため、空間をつぶすように設置する必要がある
特に「大きい石」は早いうちに置かないと後々置けなくなる
とはいえ「大きい石」は的が大きいのですぐ返されてしまう
基本はオセロなのでやっぱり角は強い
しかし角の石が返せることもある(「線」で返すというギミックは思いのほか自由度が高い)
持ち石の一番下にポツンとある「小さい石」は切り札で、隙間に入り込んで大量の石を返せる可能性がある
と考えることが多く、結構奥深いゲームになってるのではないかと思っています。
遊んでもらって
ほんとに嬉しいことに、遊んで頂いた様々な方に「面白かったです!」とおっしゃってもらえました!(というかこのイベントの参加者みんな優しかった…)
イベント開始してからあまり途切れることなくプレイして頂き、おかげさまで49対戦することができました!開発者としてかなり貴重な経験でした!
また、X(旧Twitter)や記事で感想を伝えていただいた方もいらっしゃってほんとに嬉しかったのですが、その中でも「シンプルだけど奥深いゲームだった!」という感想を多く頂き、とても嬉しかったです。
確かにボドゲのように、「遊んで初めてわかる面白さ」があるゲームかもしれません。展示会で遊んでもらって初めてその魅力を感じ取ってもらえたとしたら、とても意義のあることだったのでは?と、しみじみ嬉しいです。
(ゲームメーカーズさんの記事にも載せていただきました…!)
また、そもそも「オセロ」と展示会の相性がよかったなーと思いました。遊びに来られた方は1人組または2人組がほとんどだったので、
1人組だと開発者と対戦
2人組なら戦ってもらう
で対応できました。3人組だと1人待ってもらうことになったけど…
これがとても楽しかったですね。対戦も楽しいですが、観戦も「えーそこ返せるの?」「うわ小さい石で逆転された!!」みたいな和気あいあいな様子が見れて楽しかった。中にはカップルや親子の方もいらっしゃって、見ててすごいほほえましかったです。
親子は2組くらい来て、どちらも息子さんが勝ってた気がします。子どもはルール把握がとても早い。
最後に
遊びに来てくれた方、感想伝えていただいた方、岩崎さんはじめ本イベント主催の方々、めちゃくちゃ作ってくれたZeF君、直前までテストプレイしてくれた友人、すべてに感謝です。
デモ版自体はunityroomにて、ローカル対戦で遊べます。
現在、目下オンライン対戦を実装中です!なるべく早く公開したい!
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