見出し画像

どの子どもも平等に「幼児教育・保育の無償化制度」の対象にしてください。

朝カレンダーを見たら「勇気を出そうよ」と言われたので、勇気を出して署名集めに近所をまわってきました。

画像1

【どの子どもも平等に 幼児教育・保育の無償化制度の対象にしてください】というものです。全国の森のようちえんの保護者が立ち上がりました。

そもそも「幼児教育・保育の無償化制度」とは…
《幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの利用料が無償化される》
というものです。

でも実際は「全ての子供たち」ではないです。

文部科学省や厚生労働省が管轄する「幼稚園、保育所、認定こども園等」はもちろん無償化の対象(一部上限あり)なのですが。

「森のようちえん」は平仮名の「ようちえん」
これは、いわゆる学校法人の幼稚園とは区別されます。
(「森のようちえん」と看板を掲げていても、運営母体や運営形態は様々で、自然体験活動を基軸にした子育て・保育、乳児・幼少期教育の総称といった感じです)

実体として一般の幼稚園と同等の保育をしている団体もありながら、どの関係法令にも触れないことから対象外となっています。
そりゃ国も困るよね。枠がないと動けないのは分かります。

じゃあ、「その枠つくろ!」「ないならつくろ!」というのがこの署名運動の求めるところなんですね。

いやいや、「森のようちえん」の方が今ある枠に入ればいいじゃないか!という意見もあるでしょう。だがしかし、国の認定には施設基準というものがあります。建物ありきの基準ですが、森のようちえんのような活動はそもそもハード面に力を入れていないところがほとんど。それよりも大切にしたいことに気付いてしまい、行動してしまった人たちなんですね。

もちろん自分たちの建物があるに越したことはないのですが、公的な補助もないので、保育料のほとんどは人件費に注ぎ込まれているのが現状です。

少し緩めの基準で認可外保育施設という枠もあります。「森のようちえん」でもけっこうあります。が、この「幼児教育・保育の無償化制度」では、認可外保育施設の場合はなぜか「保育の必要性が認められる家庭のみ対象」という条件がついてきます。つまりはお母さんが働いていないと無償にならない。

一般の幼稚園は、お母さんが働いていようといまいと無償化の対象(上限あり)になっています。そこが矛盾している。

国の「認可外保育施設」のイメージはきっと、認可園に入れなかった人がしぶしぶ入園している、というものなんでしょう。

でも、「森のようちえん」はその特色ある保育に価値を感じ、わざわざ選んで(中には移住してまで)入園されている。国!まずそこを分かってくれよ!と思う。今ある枠からはみ出てるからダメーではなく、そのものの価値を見てイイネと思ったら枠を広げていく方が、良くないですか?

子どもたちの安全性は施設の有無だけでは測れないはず。例えば活動フィールドに避難場所となる建物を確保する等の新たな基準を設けるとか、いくらでも出来る!現に鳥取県や長野県は独自の制度がありますね。新しい制度をつくるには時間も手間もかかるけど、それだけの価値があるもの。

あたらめて。この制度の目的ってなんだっけ?と、内閣府の特設ページを見てみました。

目的らしき項目はなかったのですが、唯一みつけたのは、だいすけおにいさんの上にあるコピー【子供が、未来をつくるから。】
良いコピーです。そのとおりです。

ならばやっぱり制度的に不十分、不平等なのではないでしょうか?

署名用紙に直筆署名あつめるよー!という方は私まで声かけてください。
電子署名してくれる方はこちらからお願いします。
http://chng.it/28XDXTz7yp


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?