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「キミ」の我は誰ぞ 2022/07/21

日記

・まぶしがり〜〜〜や〜〜〜

・キリンジの『まぶしがりや』を聴きながら書くぞ。


・先週食べた高い海苔弁を今週も食べてしまった。しかも、先週は1000円の海苔弁だったのに、今日はワンランク上の1500円の方に挑戦した。なんか、いったれ!と思って。貧しているときこそ無駄なことにお金を使ってみる。金銭管理が下手な人間の生き様をとくと見よ。

・それで1500円の海苔弁なんだけど、中身の写真を撮り忘れたので何が入っていたかよく覚えていない。蓋を開けたら薄い輪切りのゆずが入っていて、それがあまりにも大量なので蓮コラみたいになっていたのは覚えている。

・でも、やっぱり1500円もするだけあって弁当にしてはおいしかったな。揚げ物がサクッとしていたり、具材にこだわるだけじゃなくて何か特殊な技が施されているのを感じた。

・惜しむべきはもう九段下に用事がないから、もう二度と買えないことか。


・トイレの小便器の上に詩か、短い小説のようなものが書かれたA4サイズの紙が置いてあった。読んでみたけど、「お前の足を食べさせろ」みたいなことが書いてあるだけで内容はよくわからなかった。

・気になったのは、紙の真ん中まで文章が書いてあって、途中で「うらにつづく」とあったことだ。それで裏を見たら、その話のオチのようなものが書かれていた。紙の存在に気づいた人に自分の作品を読ませる魂胆か……? まんまと読んでしまった。

・でも、ある単語に中国語読みでふりがなが振ってあったから、もしかしたら中国だと有名な詩や小説の一節を書き写したものという可能性もある。


・昨日書けなかった『49 ELEMENTS』を聴いてのアレコレ。

・花園くんの『Hundreds Color』……。1番の息が詰まった、弱々しくて苦しそうな歌い方が、2番のサビで「キミ」が出てきてから力強い透き通った声になるのが……のが……ガガガ……。花園氏〜〜〜〜〜。

・こうして歌という形で花園くんの視点から見ているただ一人、唯一の「キミ」を出力されると、こちらの世界で数多いる「キミ(プレイヤー)」との非対称性で居心地が悪くなってくる。花園くんはスマホの画面の向こうにいる「私」を「キミ」と呼んでくれているわけだけど、実際にはその画面は不特定多数の「私」という名の「プレイヤー」に接続しているわけで。花園くんの言う「キミ」は本当にこの私なのだろうか……。ゲームは仮想的に1対1のやりとりが行われるけど、音楽は明確に1対複数に向いているから、どうしてもその矛盾を意識せざるを得ない。

・あと、SideMの世界(向こうの世界)でソロ曲ってどういう扱いなんだろう。こっちと同じようにリリースされているのかな。ソロ曲はアイドルのパーソナリティが強く反映された歌詞でメタ的な視点が入っているから、アイドル本人が内に秘めている気持ちが書かれていることもある。もし、向こうでもリリースされているとしたら、「なんで自分の内面をこんな的確に掘ってくるんだ!?」と戸惑わないのかな。特に花園くんは自らに纏わりつく呪いを外部に見せていなくて、明るい性格を演じている(と表現するのは雑すぎるが)から、秘匿している部分が周囲に漏れ出ている可能性を考え、不安になってしまうのではないだろうか…………。

・そして、そのことについて花園くんに聞かれたとき、私はなんと答えればいいのか。「いや、あの、神の視点から? あのー、楽曲を作成しているわけだから、まぁ、その、内面も含めた"花園百々人"全体を描くことにはね、うん、なっちゃうかなって。その結果が、こう、曲に表れてるんじゃないかな。いや、ね、神の視点とかいってもわかんないか……。ははっ……」とシドロモドの返答をするしかないぜ……。

・ハイジョとクラファを通して聴くと、眉見くんと隼人くんの歌詞に共通して「存在証明」という言葉が入っていることに気づいたりして面白い。2人ともフィジカルだけど、性格は全然違うので、それぞれの「存在証明」とはなんなのかを比較すると何か見えてくるものがあるかもしれない(投げやりだな)。『想エタ』にも存在証明は登場するし、SideM、というかアイドルにとって大きなキーワードなんだろう。

・それにしてもハイジョとクラファ、同じ高校生ユニットという点では共通しているのに、本当何もかも全く違うな。神速も高校生ユニットだけど、あっちが「ヤンキー」をメインにしているのに対して、ハイジョは真正面から「高校生」、クラファは「生徒会長」と学校の存在がより密接だから、やっぱりこの2組が同時リリースなのは意味があるんだろうな。次もBeitとWで、疑似家族と血縁の家族という対比(?)が作られているし。


・あ、まぶしがりやとっくに終わってる。


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