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破滅VS挑戦 2023/02/20

日記

・なんか疲れる1日だった。

・まず、『バビロン』という映画を観てきた。1920年代〜のハリウッドを舞台に、映画の世界に魅せられた3人の人間が成り上がり、栄華を極め、やがて時代の流れに淘汰されていくまでを描く……というおはなし。

・破茶滅茶で破滅的な映画で、観終わったらどっと疲れていた。スクリーンの中で繰り広げられている光景を全部脳に取り込もうとするとパンクしてしまう。右へ左へ上へ下へと大きく揺さぶられた挙げ句、最後は「映画ってすごい……」という感嘆のため息しか漏らせなくなる。不思議な映画だ。

・刹那的な熱狂に乗って映画界を渡り歩き、無声映画時代のスターとして華々しく輝いた主人公たちが、トーキー映画の隆盛によって転落していくのは観ていて胸が痛むのだけど、そういう崩壊と新たな時代の到来を繰り返してきたからこそ今の映画、ひいてはエンターテイメントが成立しているのだと痛感させられる。映画の歴史は全然綺麗じゃないし、今に至るまで多くの人を傷つけ続けている。それでもなお止まることなく、何もかもを巻き込んでぐちゃぐちゃにしながら進んでいくのが「映画」という巨大な怪物であって、『バビロン』はその暴力性を正面から描いていく。映画への狂愛を映像化したのがこの作品だ。



・映画館を出て、せっかくだから初めてのことに挑戦してみるか〜と思って、アレをソレした。諸事情で詳細を書くことはできないけど、なんか変な体験だった。なんだったんだろう。

・自分が「なんか挑戦してみるか」と思ってやったことって、だいたい失敗に終わる。ただ、挑戦にも「近い位置にあったけど自分が意識を向けていなかったものに触れる」と「多少興味はあったけど自分と真逆の方向性を向いているものに触れる」の2種類があり、前者は割と良い方向に転がる確率が高く、後者はそれなりの傷を負って後悔する確率が高い。

・今回は後者の挑戦だったのだけど、成功なのか失敗なのか、良いのか悪いのかわからないまま終わった。白昼夢の最中にいるようだった。後悔はしていないものの、二度目はないと思う。まぁ、何事も経験だ。

・何事も経験って言っておけば全部アリになるとお思い!!???


・つくづく変な1日だったな。変というか、妙。

・ドつ〜かれ。どつ〜かれ本舗.



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