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空港のトイレで読んだ本 2023/05/26

日記

・なんか大したことしない1日だった。大したことする1日の方が珍しいか。

・そうだ。昼寝していて、目が覚めた瞬間に地震が来た。まぁまぁ大きかった。


・話は変わるけど、この前眠れないときにその日食べたご飯について反芻していたら割と安眠効果があった。「あのソースおいしかったよなぁ」とか「卵かけご飯にわさび入れるとおいしいよなぁ」とか、あぁ良かったなぁと思えることだけを頭に浮かべるので、嫌なことや心配事を考えずに済む。眠れないときってだいたい余計なことを考えたり妄想したりして、それがどんどん膨らんでいくので、「今日食べたもの」くらいのミニマムで発展性のないことを考えるのが良いのだと思う。

・欠点はなんかしゃらくさいことだ。


・昨日、読んだ本のことを書いて、自分の読書遍歴(と言えるほどのものでもないが)について少し振り返っていた。

・ちゃんと本を読みだしたのは、数多のオタクの例に漏れず星新一に触れてからだと思う。小3か小4のときに初めて読んで、小学校の図書室にあるショートショートはほとんど読み尽くした。あと、さくらももこのエッセイもよく読んでいた。

・その辺り(たぶん小6くらいだった)に読んだ本で面白いな〜と思って今でも覚えているのは『ぼんとリンちゃん』という地方都市に住むオタクの男女2人組が、東京で行方不明になった親友を奪還するために奮闘する小説。高杉真宙が出演した映画のノベライズ本で、当時鎧武に熱を上げていた流れで手に取ったのだと思う。この前久しぶりに開いたら、オタクとして成熟した今だからこそ実感を伴って理解できる描写が多々あって、こんなになっちゃった……と思った。

・そこから飛んで中2のときに森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を読んで、初めて好きな作家というものができた。お、面白すぎる……!!と衝撃を受けて、2〜3周した記憶がある。今思い出したけど、成田空港の本屋で買って、そのままトイレの中で数ページ読んだな。独特の文体に翻弄されて、これ読みきれるか?と不安になったのを覚えている。

・それからしばらく森見登美彦の本ばかり読み漁って、京都への憧れを強くしていったし、作中に出てきた作品に触れていった。私の読書遍歴って森見登美彦に出会う以前、以後で分けられると思う。それくらい影響を受けている。空港で買った本が自分の人生にとってこれほど大きな存在になろうとは全く想像もしなかったな。

・最近はもう面白そうだと思ったものをとにかく読むという状態になっている。ジャンル関係なく適当に読んでいるから、どのジャンルにも詳しくなれない。あと、読んだ本の内容について全然思い出せなくて困っている。





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