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なんぞ 2024/06/12

日記

・今日もまた寝てもいないのに電車で乗り過ごしてしまった……。

・アナウンスがあって「あ、次で降りるぞ」と思ったのに、そこで意識が電車から離れて、気づいたら一つ先の駅に着いていた。ちょっと早く家を出られたのに、結局これで帳消しになり朝から気持ちが沈む。世界ってちゃんと帳尻が合うようにできているんだな……。

・帳尻のことを帳ケツって言う人は不思議といないな。


・乗り過ごす前の電車の中で『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を読み終わり、そのラストの素晴らしさにしばらく惚けてしまった。良かった……。読み終わって数分してからじんわりと目頭が熱くなり始めて、乗換駅のホームで涙を流しそうになってしまった。電車の中で読んでいなければ、本を閉じて10分くらいは中空を眺めていたと思う。

・万人に勧めたいという感じの本ではないのだけど、私はかなりグッときた。ちびちびと時間をかけて読んだことが、主人公の少年が冒険をしてゆっくりと答えに近づいていくのとスピードの面で同期して良い読書体験になったのだと思う。

・とか書いていて「読書体験」ってなんだよと思ってしまった。別にいいんだけど……。そんな大したもんじゃねぇだろ、という感じがする。なぜカッコつけてしまったのか。

・それにしても、もう気軽に『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のもじりをできなくなってしまったな。自分の中でだいぶ意味が重くなってしまった。

・子どもが活躍する小説とか映画とかに触れると、善く生きねば……と思うな。

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