ご主人さまのご命令
王様は、だいたいムチャぶりする人が多いですよね。
古代で言えば、代表的なのがこのタイプ
エジプトのファラオ連中ですね。
どんだけでデカいピラミッドつくらせるの！から始まり、前の王のピラミッドから資材を略奪して、自分のを作らせるとか、結構好き勝手放題です。
ピラミッドの建設には、奴隷的だったとか、いや優遇されてたとか、諸説あるみたいですが、それにしても自分のワガママを通すのは流石です。
そしてもう一人は、こちらの方
ご存知、太陽王、ルイ１４世
あのベルサイユ宮殿を作らさせた王ですが、ベルサイユ宮殿の凄いのは、いたるところに噴水があるということです。
このベルサイユ宮殿は完成まで２０年かかったそうですが、戦時以外はひんぱんに工事中の宮殿に赴いて細事に渡るまで指図し、気に入らない箇所があれば何度でも工事をやり直させたというから、部下も大変だったでしょうね。
水利の悪いベルサイユにあれだけの宮殿と噴水付きお庭を作らせるんですから、「どんだけワガママなん!」という感じですね。
ムチャぶりから生まれたもの
ルイ１４世が死去した際は、民衆が歓喜し、葬儀の列に罵声を浴びせたとあります。その気持ちは、今の我々では到底想像できないほどの苦しさの表れだったのでしょうね。
では、このムチャぶりは無意味だったかといえば、そうでもないんですね。
ピラミッドは、優れた土木工事の技術を生みましたし、ベルサイユ宮殿の噴水設置で得た技術は、灌漑技術を飛躍的に向上させたと言われてます。
普通では、やらないようなことを、「絶対的な命令」として「命がけでやらされた」ために、革新的な技術が生まれた訳です。
逆に言えば、日々のんびり過ごしている状態では、進歩はないということです。
あなたにも王様がいる
あなたの中にも王様がいます。
あなたは、その王様の指示通り動いているハズですよね。
あなたの王様が、適当でいい加減ならば、あなたの行動も適当でいい加減になり、結果も適当でいい加減になります。
何を隠そう、私の王様、メチャいい加減。辛い事ややりたくないことは、「やらんでいいぞ！」というもんだから、そんな生活習慣が長い間身に付いてしまいました。
きっと、「明日があるさ」みたいな発想だったんです。でもね、「明日はないかもしれない」ですよ。命は突然終わることだってあるんです。
誰もが、最後の日が来るのは理解している。でも、それは、当面先であり、明日ではない。そう思ってます。
だから、王様もいい加減なんです。
今日が最後
そう思って生きてみると、今までとは全く違う、感覚・意識が生まれます。
仕事でも、人間関係でも、食事でも
だから、あなたの王様には、厳しくあってほしい。そうすれば、普通ならできないようなことも、できるようになるし、毎日を濃く、充実したものにできるはずです。
私の王様の命令
私の王様は、今、「当社の年商を１億円にせよ！」とムチャぶりしています。だって、今年の４月に起業した会社にですよ。
しかし、王様の命令は絶対です。もうやるしかありません。
まだまだ、全然達成できてない状態なので、王様の命令を守るために、必死です。
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